最終回
リロのために。
ルダイ
ナミさんって、好奇心と向上心がすごいです。だからこそできることの幅も興味の対象も広くて。
ナミ
うんうん。
ルダイ
その中で、この間の4月にはなみさんの大好きなファッションブランド、LEANNとのイベントコラボが’実現しました。
ナミ
そうだねぇ。
ルダイ
あれはリロのコーヒーとナミさんの好きなファッションの世界が、ナミさんの熱量によって繋がった出来事だと思います。僕にまで高揚感が伝わってきました。
これからナミさんはリロのストアマネジャーとしてLCRをもっと魅力的な場にしていかれると思うのですが…。
ナミ
うん。
ルダイ
LCRの外にもナミさんが間に立つことでコーヒーが、リロがつながることができる世界がたくさんあるんだろうなと思っていて。
ナミさんは、これからこうしていきたいという野望みたいなものはありますか?
ナミ
私は同じ場所に留まりすぎたり、同じことをずっとやるのが好きじゃないのね。だから、どんどん外に出ていきたい。
だけどそれはリロを離れるということではなくて。私はリロが好きだから、リロのみんなが家族だと思うくらい好きだから、リロのためになら何でもしたいと思う。
LEANNのイベントの時も、リロのためになれると思ったから「リロのナミ」としてコラボするようにお願いした。
ルダイ
おおお、「リロのために」ですか。
ナミ
今後どうしていきたいかっていうと、私にできることでリロを拡げていきたい、リロを盛り上げていきたい。
「留まりたくない」というのは、身体ではなく「気持ち」の話。自分の得意な絵でもリロと繋げていきたいし、趣味のバイクでも繋げたい。
ルダイ
コーヒーの世界に内向きにいるのではなくて、その外に可能性を開いていたいんですね。
ナミ
「自分がワクワクすることに飛び込む」ことは第一に大事にしているんだけど、その次に「もしかしたらリロと繋げられるんじゃないか」というのは頭に入れている。
リロと何かを繋げて、でも自分のやりたいこともやりたい。めっちゃありがたいことに社長も色々やらせてくれるから、その期待には何十倍にもして応えたいなと思う。
だから「何したい」かと聞かれると難しいけど…。
ルダイ
どちらかというと「〜を達成したい」というよりも「こうありたい」という気持ちですね。
ナミ
うんうん。私のやりたいことにリロが常に入っている感じかな。
むしろ、リロがいなかったら楽しくないかも知れない。私は誰かのために尽くすのが好きだから、今はリロのためにと思うといろんなことができる。
ルダイ
へぇ〜!むしろですか。
ナミ
自分だけのためだと続かない。失敗しても自分のためだったら諦めちゃうことでも、リロのためだと思うと絶対繋げたいし、それでお客さんが喜んでくれると思うとやる気が溢れ出てくる。
ルダイ
ちなみに若い頃、、今も若いですが、いろんなバイトを経験していた頃は何がナミさんの原動力だったんですか?
できるようになりたい?
ナミ
やりたいことをやり尽くすっていうことかな。あと「後悔しない」。人生を後悔なくやりたいことをやる、というのはその頃からモットーかも。
ルダイ
今は「リロのために」がナミさんの中で大きい?
ナミ
前は違うかってんで。昔は自分のためだったと思う。体操を10年間やってて、大
会があるんだけど。その中で一位のトロフィーがあって、「これが欲しい」と思ったのね。
ルダイ
はい。
ナミ
それからみっちり練習して、最終的に優勝してトロフィーを獲ったの。あの時は自分のためにやってた。でも今は自分のためにこれを成し遂げたいっていうのはあんまりなくて、それだったら誰かのためにならやり遂げたいと。
この前考えてて、あ、自分変わったな〜と。
ルダイ
「トロフィー欲しい」だけそこまで努力できるのもすごいですね(笑)・
ナミ
多分昔から変わってないのは、やりたいこと、欲しいものを絶対実現してたことかな。
やりたいことはできることなら全てやらないと生きてる意味がない、くらいに思っていた。
ルダイ
いやぁ、ナミさんのその部分は堀田さんと少し似てますよねぇ。
ナミ
そうなん?
ルダイ
ホッタさんも子供の頃からやりたいことがたくさんあって、それを我慢できなかったみたいで。「大人になってもこれがしたい!」「このプロジェクトに参加したい!」と思ったらなんとしてでも実現させていたそうなんです。
やりたいことを絶対実現しないとイライラする、くらいの温度感です。なんかその辺りが一緒やなと思いました。
ナミ
そうね、我慢しないかも。自分の体をちょっと犠牲にしてでもやりたいことはその時にやる。
ルダイ
僕も、そういった良い意味での「欲張りさ」はリロに入って強く刺激を受けています。
僕は現状に満足するタイプで、日常の中にすぐ小さな幸せを感じてしまうんです。
ナミ
うんうん。
ルダイ
それはそれで良いんですが…。リロの皆さんと一緒に働くうちに、「自分には絶対に無理」「自分とは別世界」として捉えていたことも、なんとか頑張れば辿り着けるんじゃないかと思うようになってきて。そうすると、そこに到達するには自分のいろんな部分が足りないことにも気づきます。
つまり、自分の周りだけで十分楽しめていたつもりだったのが、「もっと楽しいことあるよ〜」と、新しいニンジンを何本もぶら下げられた気持ちです。
ナミ
そうね、本当に。自分に見えていなくて、すごく楽しい世界がたくさんあるんだと思う。
ちょっとでも楽しそうと思ったらもっと踏み込んだら良いやんと思う。生きてるうちに。いつ死んでも良いように、思った時にすぐしてることもある。
ルダイ
ナミさんのバイテリティ溢れる行動力、僕も見習っていきたいです。これからLCRのストアマネージャーとして、そして新しいコミュニティとのコネクターとして、ますます活躍されるのを楽しみにしています!!ありがとうございました!
ナミ
ありがとうございました!
(インタビューは以上です。ここまでお読みくださった皆さま、ありがとうございました!)