Head Roaster's Weekly Recommend

【2024/09/23】COLOMBIA Carolina Mejia Orange Soda Mandarin Washed

【2024/09/23】COLOMBIA Carolina Mejia Orange Soda Mandarin Washed

飲んだ瞬間弾けるオレンジ感が楽しいコーヒー。 このコーヒーはコロンビアのクララという農園の豆ですが、こちらは非常にコーヒーに対して真摯で丁寧な仕事をされていると感じます。日本では、クララのコーヒーを取り扱っている所はまだ少ないですが、非常に面白い豆が多く、もっと広まっていくことを願っています。人との繋がりがあるからこそ、コーヒーの輪が広がっていく。そのことを実感出来るコーヒーでもあります。

【2024/09/09】COLOMBIA Jardines del Eden Anaerobic Honey Infused Wine yeast & Pasion Fruit

年連続の継続購入となっているデルエデンのパッションフルーツハニー。 今年も登場です。今年のクロップはパッションフルーツ感はもちろんのこと、ロゼワインの印象が強く、ちょっと大人のイメージのコーヒーに。 発酵時間と環境温度が少し変わるだけで大きく味わいが変化する豆。逆に毎年ここまでのフレーバーを安定して出し続けられるのもまた素晴らしいなと感じています。
【2024/09/09】COLOMBIA Jardines del Eden Anaerobic Honey Infused Wine yeast & Pasion Fruit
【2024/09/02】【September Limited】BANZEN Blend ~晩蝉~

【2024/09/02】【September Limited】BANZEN Blend ~晩蝉~

夏から秋へ、季節が変わっていく様をわかりやすく味わいで表現する。ということが、今回の味づくりの土台の部分。土台が出来たあとは、それらを具体的に表現する為の答え合わせをひたすら繰り返していきました。

【2024/08/26】COLOMBIA La Zarza by Gasca Pacamara Fermented Washed

スペシャルティコーヒーの世界は、精製方法の多様化が止まらない。さまざまな名前の精製が次々に出てくるが、大まかな方向性としては2パターンだ。 「素材の生豆に足りないものを補う目的」 「新しい価値を生み出す目的」 どちらが良い悪いではなくて、どちらも重要だ。多様な精製があるからこそスペシャルティーコーヒーが成り立っているとも言える。   このラ ザルザは、完全に「新しい価値を生み出す」精製を施している。コーヒーを口に含んだ瞬間、今まで飲んだことの無いコーヒー体験に出会えるはず。そして、こんなに驚きのある味わいなのに、この豆はインフューズドコーヒー*では無いのがさらにすごい。 正真正銘 コーヒー豆の生産処理の工夫のみで生み出されたコーヒーなのである。   エアロビック(好気性発酵)、アナエロビック(嫌気性発酵)、サーマルショック、スローロングファーメンテーションetc。とにかく手間のかかる行程を惜しげもなく注ぎ込んだこの豆は、なんと摩訶不思議な味わいでニヤケが止まらない。パカマラ種のポテンシャルを余すことなく放出し、そしてその上に更なる価値を積み上げているイメージ。リロコーヒー最高ランクに相応しい特上コーヒーです。ぜひご堪能くださいませ。 *他のフルーツやスパイス、お酒などと一緒に発酵させることで、コーヒーの風味をコントロールする精製方法。インパクトあるフレーバーを生むために用いられることが多い。   The world of specialty coffee is constantly evolving, with a never-ending diversification of processing methods. Various names and... Read More
【2024/08/26】COLOMBIA La Zarza by Gasca Pacamara Fermented Washed
【2024/08/19】【August Limited】SEIKA Blend ~星華~

【2024/08/19】【August Limited】SEIKA Blend ~星華~

8月はゲイシャブレンドやTHIS IS OSAKAブレンドなどなど、とにかく明るいお祭り感でいっぱい。さながらそれは華やかな花火の様で、眩しいコーヒーです。だからこそ、この星華ブレンドが映えるんです。コンセプトもまさにそうで、暗い中にパンッと一瞬の輝きを放つ花火達の中、どっしりとしたこのコーヒーが際立つし、このコーヒー自身も花火だという側面も見えてくる。

【2024/08/12】10th Anniversary GEISHA blend

特別な時にこそいつもと変わらない味、という事を表現したかったのが、今回のブレンドづくりのコンセプトです。 だからと言って、置きにいくようなチョイスをしないのがリロでもあります。ウォッシュト、ナチュラル、インフューズド、浅煎り、中煎り、深煎りまで幅広く組み合わせて、複雑さを生み出しています。   毎年めちゃくちゃ変化はするんだけれど、実は軸は変化せずドシっと構えた味わい。リロの周年ブレンドはそんなイメージで創り上げました。
【2024/08/12】10th Anniversary GEISHA blend
【2024/08/05】COLOMBIA Quindio La Sirena Pink Bourbon Koji Fermentation Natural

【2024/08/05】COLOMBIA Quindio La Sirena Pink Bourbon Koji Fermentation Natural

しっかりと豆の内部まで火が入ると、甘さが十分に引き出され、インフューズドならではの強いフレーバーとの調和も取れる。だから、豆の内部に早い段階で熱が伝わりやすい熱風焙煎機であるローリングが、すごく向いている。 この麹発酵は、ローストのポイントを少しズラしただけで味わいが大きく変わる曲者だ。だから焙煎していてとっても楽しい豆でもある。

【2024/07/29】NICARAGUA Las Delicias Javanica Anaerobic at Low Temperature

フルーティな深煎りを行う条件はもちろん、深く煎ってもフルーティさが残ることだ。低温嫌気性発酵により、それが可能になっている。 ジワっと発酵させることで多くの香気成分がつくられたのと、それらを壊すことなく維持できる状態に持っていく意図があったのだろう。
【2024/07/29】NICARAGUA Las Delicias Javanica Anaerobic at Low Temperature
【2024/07/22】COSTA RICA El Venado SL28 Yellow Honey

【2024/07/22】COSTA RICA El Venado SL28 Yellow Honey

コスタリカのハニープロセスの良い所は、イイ意味でアバウトなところ。小規模なマイクロミルが多いコスタリカでは、農園主の考え方によって、ハニーの定義が異なっている。 その中でもイエローハニーは、農園によってミューシレージの残し方が大きく違う。ミューシレージをたっぷりと50%近く残しているところもあれば、ほぼウォッシュトじゃないの?と思うくらい洗い流して乾燥させるものもある。それぞれに農園主の意図があって、ねらいがハニープロセスの味わいに如実に表れているから面白い。