スペシャルティコーヒーの世界は、精製方法の多様化が止まらない。さまざまな名前の精製が次々に出てくるが、大まかな方向性としては2パターンだ。 「素材の生豆に足りないものを補う目的」 「新しい価値を生み出す目的」 どちらが良い悪いではなくて、どちらも重要だ。多様な精製があるからこそスペシャルティーコーヒーが成り立っているとも言える。 このラ ザルザは、完全に「新しい価値を生み出す」精製を施している。コーヒーを口に含んだ瞬間、今まで飲んだことの無いコーヒー体験に出会えるはず。そして、こんなに驚きのある味わいなのに、この豆はインフューズドコーヒー*では無いのがさらにすごい。 正真正銘 コーヒー豆の生産処理の工夫のみで生み出されたコーヒーなのである。 エアロビック(好気性発酵)、アナエロビック(嫌気性発酵)、サーマルショック、スローロングファーメンテーションetc。とにかく手間のかかる行程を惜しげもなく注ぎ込んだこの豆は、なんと摩訶不思議な味わいでニヤケが止まらない。パカマラ種のポテンシャルを余すことなく放出し、そしてその上に更なる価値を積み上げているイメージ。リロコーヒー最高ランクに相応しい特上コーヒーです。ぜひご堪能くださいませ。 *他のフルーツやスパイス、お酒などと一緒に発酵させることで、コーヒーの風味をコントロールする精製方法。インパクトあるフレーバーを生むために用いられることが多い。 The world of specialty coffee is constantly evolving, with a never-ending diversification of processing methods. Various names and... Read More
8月はゲイシャブレンドやTHIS IS OSAKAブレンドなどなど、とにかく明るいお祭り感でいっぱい。さながらそれは華やかな花火の様で、眩しいコーヒーです。だからこそ、この星華ブレンドが映えるんです。コンセプトもまさにそうで、暗い中にパンッと一瞬の輝きを放つ花火達の中、どっしりとしたこのコーヒーが際立つし、このコーヒー自身も花火だという側面も見えてくる。