(第1回)種 / 自分を見せる

(第2回)喫茶の挑戦 / 巻き込む

(第3回)大きな脳 / 野望

 

 


 

 

 

 

第3回
大きな脳 / 野望

 

 ルダイ

…喫茶のシーズナルドリンクを創作し続ける中でどんな成長がありましたか?

 

ヒロナ

ざっくりいうと企画力かな。チームで0から1を創ることを学びました。

企画立案は多くの会社で行われることで、プロジェクトの立ち上げ方のフォーマット自体は探せばいくらでも見つかるんだけど…。フレームワークの中で実際に動かす頭の使い方が成長したかな。やっぱりね、大事なのは人です

 

ルダイ

ここにいる喫茶のメンバーで、いかに最高のものを生み出すか、ですもんね。

 

 

ヒロナ

シーズナルドリンクは私、佐野さん、キョウスケの3人で作っていたんだけど、一年前からタクミくんが加わったのね。頭が3つから4つになって、めちゃくちゃバージョンアップした。

 

ルダイ

おお、人数が増えたことは良い影響だったんですね。

 

ヒロナ

プロジェクトの立ち上げは私もみんなも一人で考えられるけど、4人が同時にやることで、格段に速くなるの。

 

ルダイ

「船頭多くして船山に登る」ではないですが、メンバーが増えれば増えるほど意見をまとめるのが難しくなる気もします。

 

ヒロナ

みんな得意なことが違うからいいんだよね。

もうね、今となっては4人の頭がないと考えられなくなっていて、すぐに頼ってる。文章は佐野さんに相談したり、材料の選定はすぐタクミくんに聞いたり。

 

ルダイ

それぞれに分担があって、ヒロナさんがうまく割り振ってまとめているんですね。

 

ヒロナ

そうそう。自分の中に佐野さんとキョウスケとタクミくんがいて、私の中にみんなの脳をダウンロードしてる。

だからチームで何かを生み出す力がすごく強くなったかな。さらに最近ちなみちゃんが仲間に加わって、良くも悪くも慣れてしまっている私たちとは違う視点が入ってきたのがすごく楽しい。

「また私の脳みそが増えた〜!」みたいな(笑)

 

ルダイ

感覚の共有や的確な分担ができるのは、これまで何回も一緒にシーズナルドリンクの創造をしてきたからこそですね。

 

ヒロナ

いろんな人の脳を自分の中に取り込んで、解像度を上げて、行き詰まったら本人に聞く。その繰り返しだね。今では喫茶の空間が一個の脳になってる

 

ルダイ

おお!大きい脳(笑)

妖しくて面白そうなにおいがぷんぷんします。


ーーーーーーーーーーー

ヒロナ

忙しいっていいね、楽しいね。

一人だとすぐ行き詰まるのがわかるから、すぐ周りに頼ってる。行き詰まってる時間が勿体無くて。

だから新しいことに興味とか、持つ暇がない(笑)

 

ルダイ

なるほど(笑)

 

ヒロナ

今頑張ってるのは、忙しい時にこそ自分の中の「忙しいスイッチ」を切ること。「え?忙しくないし。やるだけだし」みたいな(笑) 忙しいと思ってる時間が勿体無いからね。

 

ルダイ

最後に、なかったらないでいいんですが、今後の野望はありますか?

 

ヒロナ

あ り ま す!

 

ルダイ

おお!(笑)教えてください。

 

ヒロナ

テレビに出たい。

 

ルダイ

テレビですか!意外な角度でした。

 

ヒロナ

サイフォニストヒロナとしてオファーが来たらもう…。

お待ちしてます♡

 

ルダイ

ノンストップで駆け抜けるヒロナさん、かっこいいです。

 

ヒロナ

私のおおもとの考えは「人生瞬間」なので。自分に来年はないと思ってる(笑)



 





 

(インタビューは以上です。ここまでお読みくださった皆さま、ありがとうございました!)

 

【リロのひと】ヒロナさん 2022に戻る

【ルダイのルポライター手帖 2022】トップページに戻る

【ルダイのルポライター手帖 2021】を読む