第2回
コーヒー / 思い切り
ルダイ
ちなみちゃんはコーヒーに熱中していますが、好きになったのはここ数年のことなんですよね。どんな出会いがあってコーヒーにのめり込んでいったんですか?
ちなみ
そうですね、最初は20歳そこそこの時、ブラックコーヒーを飲むことがかっこいいなと思って飲んでいました。
そのころはコーヒー屋さんを巡ったことがなく、チェーンのカフェだけに行っていたのですが、チェーン店のカフェラテは喉がすごく乾いて私は苦手だったんです。
ルダイ
ふんふん。
ちなみ
そんな中、海外に行った時に飲んだカフェラテがすっごく美味しかったんです。
それからコーヒーが面白いなと思って、地元福岡のハニー珈琲で働いてみたらやっぱり面白くて、どっぷりハマっちゃいました。
ルダイ
なるほど。海外で飲んだラテからきっかけをもらったんですね。ハニー珈琲ではどんなふうにハマっていったんですか?
ちなみ
コーヒーはエスプレッソマシンとフレンチプレスで提供していたんですが、知れば知るほどエスプレッソは奥が深いなぁと。毎日エスプレッソの味わいの調整をするのがとっても難しくて、だからこそ試行錯誤が楽しかったですね。
マニアのお客様も多くて、店員としてこの人たちを超えたい!と熱が入りました。
ルダイ
リロ喫茶で働き始めて、お客さんの層も接客スタイルも大きく変わったと思います。今はどんな瞬間が一番楽しいですか?
ちなみ
お客様とコーヒーについて話をしている時が一番ですね。
「美味しかったです!」「フルーティですね〜!」など、お客様とコーヒーの美味しさに共感できるのが楽しいです。
コーヒーを好きになっていく中で、スターのような有名コーヒーパーソンの方々に憧れを抱いて、そこを目指したいなと思っていた時もありました。今は少し変化していて、着実にコーヒー豆の情報を学んで、ひとつずつ豆の個性を見極めた抽出ができるようになれたらと思っています。
ルダイ
なるほど、目の前のことに正面から向き合った目標ですね。
ちなみ
コーヒーが大好きでたまらない、という状態からのスタートではない分、コーヒー専門店で働きながらどんどんコーヒーが好きになっていて、日々楽しいです。
ルダイ
今回のリロ入社もそうですが、ちなみちゃんは本当に行動力がありますね。
「〜が大好き」よりもずっと手前の「ちょっと面白そう」くらいの段階で新しい世界に躊躇なく飛び込めるところが、ちなみちゃんのすごいところだと思います。
ちなみ
私はそこにあまりハードルを感じないんです。自分の住む土地にもこだわりがありません。
周囲には大阪に行ってすごいねと言われたりするんですが、まだ大阪に来ただけであって。
まだ何の結果も残してないのにそこを褒められても、と思います。
ルダイ
なるほど…。その思い切りの良さ、見習いたいです。
ちなみちゃんはご実家から大阪に単身越してきたんですよね。
ちなみ
そうです。大阪は楽しいですね。
引っ越してきた感じがしなくて。思ったよりも自分に馴染んでいます。
(第3回「たくさんの目標 / 先輩より」へつづきます)