5月に私がリロコーヒーに入社してからtechofficerとして一緒に働いている流大くん。

リロコーヒーの中で一番一緒に時間を過ごしている私にとって先輩でもあり仲間でもあり、かけがえのない人。今までたくさん笑い合って一緒に頑張って、こんなに大切な存在に変わってきた事がとても嬉しい。

そして一緒に過ごしている時間が多いからこそ、流大くんの事がわかるようになってきました。真剣に仕事の事について考えているな、お腹が減っているんだろうななど。

流大くんは、人に見られているから自分を良く見せようとするのではなく、ありのままの飾らない自分を常にみんなに見せてくれます。

流大くんを見て、どうしてそんなに飾らない自分を見せる事ができるのだろう?と不思議に思っていました。私にとって素の自分を見せる事はちょっぴり恥ずかしいし、素の自分よりも良く思われたい気持ちがどうしても出てきてしまう。

以前、流大くんと好きな映画について話をしていました。

話を進めていくと私と流大くんが好きな映画のタイプは全く違う。そこで私が一つお勧めの映画を挙げて、その映画を流大くんが見て、その映画の感想を私に伝えてくれました。

「全然面白くなかったです」

言葉だけ聞くとすごく冷たいように感じるけれども、流大くんの表情をみるとなんだかニヤニヤと笑っている。

流大くんの言葉と表情が全く一致せず、一体流大くんは何を考えているのだろう?と私は思いました。

私にとってその映画のどの部分が面白くて、逆に流大くんは何が面白くないと感じたのか?

話を突き詰めていくと、私と流大くんのその映画に対する感じ方は全く逆。

そして

「僕とゆうきさんで全く違う、違う事が面白いですね」と一言。

私にとって違う事が面白い。そんな感覚はなかった。違う意見に対して、わかります!その気持ち!と意見を寄せてしまう事はあったけれども。

「違うが面白いとはどういう事ですか?」

流大くんから返ってきた言葉は

「自分と違う意見、わからない事を知れるって面白くないですか?こんな感情こんな考え方があるんだと知る事ができる。違うからダメではなくて違うからこそ広がっていく世界ってあるし、面白いですよね」

今まで私はわからない事は恥ずかしい事。だから何かわからない、知らない話題が話に出た時、知らないのにまるで知っているように話に参加している時もありました。

わからない事を恥ずかしい事として捉えるのではなく、新たな自分を作り出してくれる要素の一つとして捉える。

そんな考えを持っている流大くんだからこそ、ありのままの自分をみせ、自分を100%楽しんでいるように見えるのかな。

私がこれから出会う人、出会う場所、世界、大好きなコーヒーに関しても。

色んなところできっと「わからない」「知らない」事があるだろうけれども、自分の感じ方や好みを大事にしながら、「わからない」「知らない」を楽しんでいきたいです!

 

(書いている人:遠藤有希