リロコーヒーロースターズが8周年を間も無く迎える時、それぞれが各イベントのイベントの準備で忙しい中、喬祐くん8周年イベントと並行して、カッピングの正確さと素早さを競う大会「ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ」に出場するため猛特訓していました。

喬祐くんが出場する大会だけれども、この大会に出場するための練習をみんなと積み重ねてきて、迎えた本番の日。

朝からみんなが喬祐くんを応援する言葉が響き、喬祐くん自身も今自分が出せる100%の実力を発揮して、後は結果を待つのみとなりました。

この時点で総合的な最終結果はまだわからないけれども、喬祐くんの結果は関西部門1位。この後始まる関東予選の結果で喬祐くんの総合順位が決まります。「関西部門1位」と聞いただけで、「すごい、すごく良い結果」、「最終的な結果が出るのが楽しみだね」と盛り上がっていましたが、関東予選も終わり、関東関西を合わせた予選の結果、残念ながら惜しくも予選落ちしてしまいました。

「残念」や「今回のこの経験を活かしてまた次頑張ろう」などと色んな言葉が飛び交う中、私はどんな言葉をかけてあげる事が正解かわかりませんでした。残念な気持ちも、今回の経験を活かして次のステージに向かって欲しい気持ちも事実。でも、本人が一番辛いけど受け止めなければいけない現実に、そっと寄り添ってあげる事が一番良いのか、「次だよ!次!」と前向きに励ましてあげる事が良いのか。湧き出てくる気持ちはたくさんあるのに、その気持ちを言葉にして伝える事は難しい。

ぐるぐると私の頭の中を、喬祐くんにかけてあげたい言葉たちが巡っている時に菜海さんは、「ダメやった。。」と落ち込む喬祐くんに近づいて、そっと抱きしめました。

その「言葉」以上に必要な事は、触れる事で伝わる「温もり」なのかもしれない。

菜海さんからの「温もり」が、きっと今の喬祐くんをもっと成長させてくれるはず。

(書いている人:遠藤有希