最近、一緒に働いているTech officerの流大くんを見ていて
「合っている、合っていない。出来た、出来ていないではなくて、一つの物事に関して自分がどう感じたかどう思ったかを伝える事が大事なんだなぁ」
そう思った。
リロコーヒーには、20種類以上のコーヒー豆があって、20種類もあるのか!と圧倒され、最初はずらっと並べられているだけだったコーヒー豆たちが今では、自分の今日の気分に合わせて今日の一杯のコーヒーをチョイスしたり、今日はこのコーヒーが飲みたい!と思ったり、カラフルな袋と共に並べられたコーヒー豆たちも見慣れてきた。
そんな中、朝出勤してよく見る私が好きなリロコーヒーでのシーン。
喬祐くん「今日のコーヒーなんやと思う?」
流大くん「ん〜、、酸味が柑橘ぽいと思います。」
喬祐くん「うん、うん。それでどれやと思う?」
流大くん「甘味は長く残って、シロップぽいような気がする、、答えは、、!」
この会話に続く答えは、「正解!」だったり「残念!」だったりするのだけれども。
「今日のコーヒーなんやと思う?」そんな問いに対して流大くんの答え方が私はすごく気になりました。
例えば「ブラジル!」とか「インドネシア!」とか直球でこれだ!と思った答えを答えるのではなく流大くんは飲んだコーヒーに対する感想、感じた事を述べていました。
そんな流大くんの姿を見て、彼は間違える事を恐れていないなと思った。
質問には正しい答えが必要。そう思っていた私には、コーヒーを飲んで答えではなく、自分自身が感じた味わい気持ちを真っ先に表現する流大くんは、誰よりも逞しい勇者に見えた。
「私は最初ピーチのような味がして、その後にくる柔らかい酸味が特徴的だなと思った」
「僕は最初に突き抜ける爽やかな味わいが特徴的だと思った」
一杯のコーヒーに対して色んな感情が生まれて良い。
抽出する器具によって味わいが変わるコーヒー、淹れる人の想いによって味が変わるコーヒー。
コーヒーに対して色んな感情、色んな気持ちがあった方が広がっていて、自由な楽しい飲み物なんだよと教えてくれる。
コーヒーに対してだけではなく、物事を正解、不正解で考えずに、まずは私が感じた気持ちと感情を優先する事が出来たならば、見える景色はもっと広く、感じる音はもっとたくさんに増え、広がった世界の中、どんな道でも自信を持って歩いていけるはず。答えを求めてではなく、感情の赴くままに進む私はきっと無敵だ。
(書いている人:遠藤有希)