コーヒーを飲んでいる時の時間でどのタイミングが好きかと聞かれたら僕はいつも「コーヒーを飲み込んだ後の時間」と答える。コーヒーの味を評価する項目の1つにある「アフターテイスト」これはコーヒーを飲み込んだ後、鼻管を伝わって嗅覚が感じる香りの特性を評価する。口を開けてしまうと香気成分が抜けてしまいやすくなるので、しっかりと評価する為には口を閉じて、僕は目も閉じる。すると、本当に素晴らしいコーヒーを飲んだ時は様々な情報がどんどん脳に押し寄せてくる。とろける様なカスタードの甘さが口の中にずっと残っていたり、煮詰めた砂糖の甘さにほのかにベリーの香りが相まってストロベリージャムを舐め続けている様な感覚になったり。美味しいコーヒーはそんな味がする。そして、そこからがアフターテイストの醍醐味なのだが、【余韻】が楽しいのだ。「余韻」•音が鳴り終わった後にかすかに残る響き。残響•事が終わった後にも残っている風情や味わい•詩文などにおいて言葉では表現されていない趣や情緒、余情コーヒーではこの2番目の項目になるかな。「飲む」という行為を終えているので、アフターテイストを感じている時には他の情報が入ってきやすい。口を閉じて、目を閉じているなら尚のこと。周りの音楽。空間の雰囲気。その時の気分。今までの記憶。それらが素晴らしいアフターテイストとうまく絡まり合うと、言葉にならない心地良い余韻が全身に沁み渡る。心から幸せな気持ちになる。1杯のコーヒーを100円で済ませることも出来る時代。そんな中でも1杯のコーヒーにお金と時間をかけるなら、特に心地良い余韻に浸りたいものだ。 Read More
「週末」「雨」「夜」って、単体で聞くと普通だけど、3つ重なると気分がなんだか落ちがちなワードですね。そんな週末の雨の夜にも、いつもと変わらない気分に引き戻してくれるのがコーヒーの良いところ。もちろん平日だろうが週末だろうが23:00までオープンしております。どうにも明日からなんか憂鬱だなって思う時こそ明日への活力の為にお越しください。いつものホッとする1杯をお淹れ致します。 Read More
美味しいものってシェアしたくなります。知人友人大切な人達。だからシェアしてもらったものってすんごくありがたいなって思います。自分の感情が乗っかった紹介だからきっと美味しいんだろうって期待値も上がるし信頼度も高い。コーヒーって習慣化しやすい毎日飲む手軽なものだから、シェアもしやすいですね。ありがたいことにウチの来店動機で最も多いのが【◯◯さんが美味しいって言ってたから】というご紹介。本当に嬉しいです。1番嬉しい伝わり方。これからもずっとそういうご紹介をして頂ける様に営業をコツコツと続けていきたいと思います。 Read More
カフェラテってものすごくシンプルでエスプレッソとミルクを混ぜただけのコーヒーなんだけれども、シンプルなドリンクだからこそほんの少しのことで味わいが大きく変化するコーヒーでもあります。エスプレッソの量エスプレッソの質ミルクの量ミルクの温度ミルクの質フォームの量フォームの質他にもいろんな要素があります。LCRでも1、2を争うくらいの人気メニューであるカフェラテ。特にドミニカ ラミレス ナチュラルで作るラテは絶品です。エスプレッソとミルクだけなのにマジでイチゴミルクチョコの味がするんだから。まだ飲んだことない方はぜひぜひお試しくださいね。 Read More
コーヒーはお気に入りのカップで飲みたいという、面倒なこだわりがあって適当な紙カップでは味気ないしいつもの水飲みグラスはなんか違う。 やっぱり内側はコーヒーの色が綺麗に映える白が良いなと思うしすこし重量感があってゆっくりと机に置きたくなるカップが良い。世の中には色々な形のカップがあるけれどマグカップが一番好き。思わず両手でそっと手を添え暖をとりたくなるような冷たくもなく、熱すぎもないやさしいやさしいマグカップ。かと思えば本を読みながら片手でも気軽に扱えるタフなところも良い。マグカップの分厚さは液体の温度が急激に下がるのを防ぐため。ある程度カップに高さがあると液体の香りが飛びにくいとされてる。たっぷりのミルク系コーヒーを飲むのにもええ塩梅。なにより好きなのは作り手の思いがよく現れたデザインが多くてとっても可愛いところ。LCRのマグカップは言わずもがなお気に入りだ。白いマグによく映える黒字のロゴ。" Life is shortSurround yourselfwith good peopleand onlyDrink good coffee"人生、短いんだからただただ好きな仲間と美味しいコーヒー飲もうそう伝えているこのマグカップから飲むコーヒーは格別に美味しい。マグのチカラ、スゴイ。今日も右手と左手をそっと添えてじーんとあたたまりながらゆっくりと素敵なコーヒータイムを。 Read More
コーヒーを引き立てるお供達。LCRの自家製クッキーは、それぞれのテイストごとに合うコーヒーが違います。僕が好きなのはクランベリークッキーとドミニカ ラミレス ナチュラルの組み合わせ。クッキーのベリーのテイストがドミニカのストロベリージャムの様な味わいと絶妙にマッチ。クッキーは香りが引き立つのでぜひ温めてお召し上がりください。他にも色んな組み合わせがあるので色々試してみるのも面白いです。ぜひぜひお待ちしております。 Read More
先日、お客様と「よくそんなコーヒーのことがあれやこれや色んなところから会話の中で出てきますよねー。私はなかなかパッと思いつかないんですけどどうやったらすぐ出てくるんでしょう。」という話になった。いやいや、なんと。恐縮です。ありがとうございます。まだまだです。僕なんて本当にまだまだ未熟者なのですが、それでも過去と比較すると確かにこの会話ではこのコーヒーの話が出来るな、ということが瞬時に、ほぼ無意識に口を突いて出るようになってきた。これは何でだろうと考えた時に1つ思い当たったのが会話の引き出しの考え方だ。20代の頃は会話がヘタクソなことで結構悩んだりもしていた。知識=引き出しとして、ある物事についての引き出しが10こあるとする。この引き出し10こを会話という実践で全て満遍なく使えるかというと、いやホント全然使えない。使えてせいぜい1つか2つ。それも開けやすい引き出しや中のものを取り出しやすい引き出しを何度も何度も開けがち。昔はこの引き出しを実践で上手く開けこなせる方法ばかり考えていて、それでもなかなかパッと開けられなくて困っていた。最近やっとわかってきたのは、引き出しを開けこなせる方法なんてあんまりなくて、結局は、何度も何度も引き出し開けて中に何が入ってるか確かめて出してみる、を繰り返すことですぐに開けられる引き出しが増えてくるんだけど、それは場数を踏まないとダメだからなかなかすぐには難しい。じゃあどうするかというとめちゃくちゃ単純で、10この引き出しで1こしか開けられないなら100この引き出しがあれば10こ開けられるという確率論。とにかく引き出しの数を増やしまくること。まず引き出しをめちゃんこ増やしてから引き出しの開け方が増えるような場数を踏めば効率めちゃいいですよね。10この引き出しで1こしか開けられなかった人が3こ開けられる様になるのなら、100こ引き出し持っていれば10こしか開けられなかった人が30こ開けられる様になるんじゃないかと単純に考えて、まずは引き出しを増やすことに集中しました。そんなことを書いているが僕はまだまだ引き出しも開け方も全然足りないので、これからもそれらを増やせる様にもっともっとコーヒーに取り組んでいきたい。 Read More