先日、お客様と

「よくそんなコーヒーのことが
あれやこれや色んなところから
会話の中で出てきますよねー。

私はなかなかパッと思いつかないんですけど
どうやったらすぐ出てくるんでしょう。」

という話になった。

いやいや、なんと。恐縮です。
ありがとうございます。まだまだです。

僕なんて本当にまだまだ未熟者なのですが、
それでも過去と比較すると確かに
この会話ではこのコーヒーの話が出来るな、
ということが瞬時に、ほぼ無意識に
口を突いて出るようになってきた。

これは何でだろうと考えた時に
1つ思い当たったのが
会話の引き出しの考え方だ。

20代の頃は会話がヘタクソなことで
結構悩んだりもしていた。

知識=引き出しとして、
ある物事についての引き出しが
10こあるとする。

この引き出し10こを会話という実践で
全て満遍なく使えるかというと、
いやホント全然使えない。

使えてせいぜい1つか2つ。

それも開けやすい引き出しや
中のものを取り出しやすい引き出しを
何度も何度も開けがち。

昔はこの引き出しを実践で上手く
開けこなせる方法ばかり考えていて、
それでもなかなかパッと開けられなくて
困っていた。

最近やっとわかってきたのは、
引き出しを開けこなせる方法なんて
あんまりなくて、結局は、
何度も何度も引き出し開けて
中に何が入ってるか確かめて出してみる、
を繰り返すことですぐに開けられる引き出しが
増えてくるんだけど、
それは場数を踏まないとダメだから
なかなかすぐには難しい。

じゃあどうするかというと
めちゃくちゃ単純で、
10この引き出しで1こしか開けられないなら
100この引き出しがあれば10こ開けられる
という確率論。

とにかく引き出しの数を増やしまくること。

まず引き出しをめちゃんこ増やしてから
引き出しの開け方が増えるような場数を踏めば
効率めちゃいいですよね。

10この引き出しで
1こしか開けられなかった人が
3こ開けられる様になるのなら、
100こ引き出し持っていれば
10こしか開けられなかった人が
30こ開けられる様になるんじゃないかと
単純に考えて、まずは引き出しを増やすことに
集中しました。

そんなことを書いているが
僕はまだまだ引き出しも開け方も
全然足りないので、
これからもそれらを増やせる様に
もっともっとコーヒーに
取り組んでいきたい。