東ティモールのコーヒー。

LiLo Coffeeオープン当初から使っているコーヒー。

もっと遡ると、LCRのオーナーである、
ヘアサロンLiLo in veveの堀田がそれより前に
好んでサロンでお客様にご提供していたこともあるので
使い続けて10年近くになります。

僕たちにとって思い入れが特別深いこの豆ですが、
東ティモールのコーヒーの歴史はもっと深く
発祥は1800年代にまで遡ります。

東ティモールのコーヒーは、歴史があるので
本当に伝えたいことがたくさん。

全部書くと長くなり過ぎるので、
今日はその中から1つだけ。

東ティモールのコーヒーは、非常に栽培の難しい
完全オーガニックなのですが、このオーガニックも
東ティモールのコーヒーの歴史からきています。

かつて色んな国の占領下にあった東ティモールですが、
他国に支配されている環境では商品作物の栽培方針も
自国で決めることは出来ません。

1900年代後半にインドネシア占領下になった頃、
当時インドネシアがコーヒー栽培に力を入れていなかったので
広大にある東ティモールのコーヒー農園が放ったらかしになったそうです。
放ったらかしというのは、お金もかけないということ。

農薬を使うのもお金がかかるので、当時はやむを得なく
農薬を使わない栽培方法を定着させるしかなかったんです。

その名残りというか慣習が、現在の東ティモールの
オーガニックコーヒーのベースになっています。

東ティモールのコーヒーには、そんな面白い話がたくさん。

また定期的に書いていきますね。