パッと目を惹かれる金色の髪。パチっとした大きな目と黒いメガネ。そして全てを飲み込んでしまいそうな大きな口。初めて圭太さんを見た時、この人はコーヒー屋さんではなくてサーカスでパフォーマンスする人に見えた。一度見たら忘れられない強烈な見た目。圭太さんの正体はもちろんサーカスの一員ではなく、リロコーヒーの焙煎士。
焙煎士は、そのお店のコーヒーの味を決める大切な存在。
圭太さんを見た時から、圭太さんが焙煎したコーヒーを飲んでみたい、圭太さんの仕事に向き合う姿勢はどんな姿なんだろう?この写真のままなのか、それとも実際はすごく静かな方だったりして。色んな圭太さんの姿を想像していました。
初出勤の前日の夜、これから始まる新しい生活、これから時間を一緒に過ごす人たちに期待と緊張のドキドキを膨らませながら、リロコーヒーのグループラインに
「明日からよろしくお願いします!」
とメッセージを送った時、圭太さんから返ってきた言葉は
「明日から一緒に楽しみましょー!!」
予想外の言葉でした。そしてその言葉一つで明日へのドキドキがワクワクに変わりました。
圭太さんはやっぱり只者ではないかもしれない。
リロコーヒーのみんな好きな事に向かって一直線、毎日全力な姿に魅了されて、私も仲間になりたいと思った。
この先全力で頑張るためには、見えない道の先を覗くのではなく、自分が行きたいと思った先の方向、場所を信じて進んでいくしかない。圭太さんの「楽しみましょー!!」の一言は私のこれから進む場所を明るく照らしてくれました。
私がこれから進む道は決まってなくて、自分自身と周りにいるみんなと一緒に作りだしていく。たくさんの選択肢が転がっている毎日の中でどれが正解かは決まっていなくて、楽しいと思った方向に向かっていけばいいよ。
一緒に働き始めてから圭太さんが私に見せてくれる表情は、そんな事を教えてくれます。
そして、気づいたことは圭太さんの周りには必ず人がいて、その人たちと毎日笑っている。
一度見たら忘れられない圭太さんの顔にはきっと、今まで出会ってきた全ての人との思い出、経験、道のりが表れていて、一緒に楽しんできたみんなの想いが今の圭太さんを作っているんだなと感じました。
決められた道のりを進むのではなくて、みんなで道を作っていく。みんなで進んだ方向に道のりができる。
この先どんな事が待っているのか、進む道の先はわからないけれども、リロコーヒーのみんなと私自身と。
あっちこっち?ここだ!とこの先の道を楽しんでいきたいです。
(書いている人:遠藤有希)