「情熱」
好きな事や好きな物に対して、燃えるような気持ちを持つ事。
何かに対して一生懸命な人はいつだってかっこいい。
この前、お休みの日に行ったお菓子屋さん。そこで私は、「情熱」を味わいました。
そのお菓子屋さんは、インスタグラムがきっかけで知り、色鮮やかなケーキに目を奪われ「行ってみたい」そんな気持ちになった場所。
小さなお店だから並んでいるかもしれない。と思いながらお店にたどり着いた時、お店の外には長蛇の列。
「うわぁ〜すごく人気なお店なんだ」
と思いながら、列について、お店に入ることができたのが約一時間半後。
落ち着いたゆっくりと時が流れるお洒落な店内とは裏腹に、私の気持ちはお腹はペコペコ、早くケーキが食べたい。と前のめり気味。
一時間半、思ったよりも待ったな、お菓子はきっと美味しいんだろうけど何がそんなに人気なのだろう?
席に着いて、お菓子を注文。ワンプレートにケーキやクッキーなど色んなお菓子がのっていて、ケーキの種類も選ぶ事ができるシステムでした。プレートにお菓子を盛り付けして作っていたのは、小柄な女の子。
「どんな感じで作っているんだろう?」
注文したプレートをワクワクしながらまだかなまだかなと待ちながら、お菓子を盛り付けしている女の子をじっと私は見ていました。一つ一つ丁寧に盛られ、ソースやクリームなどで更にきれいにドレスアップされていくお菓子たち。
お菓子を盛るその手元は器用かつ無駄がない。女の子の顔を見る。真剣でした。
「きっと今、この女の子の顔、表情がこれから私たちの手元に届くお菓子への想いそのもの。丁寧に作ったお菓子たちが、旅立っていく前に美味しくなる最後の魔法をかけているんだ」
お菓子を作っている女の子が、自分たちの商品と真剣に向き合う姿を見ていたら、お腹がグゥグゥ鳴っている事なんてすっかり忘れてしまっていた。
「お待たせいたしました。」
私たちのプレートを運んで来てくれたのは、あの作っていた女の子。
商品の説明をしてくれます。
「おすすめの食べ方は、このソースとケーキを合わせて、、」
話を聞きながら見る女の子の顔。
え、さっきと全然違う。真剣な眼差しから一転、にっこりほんわかした印象。
きっとこのお菓子のプレートに全ての情熱を注いでくれたんだ。
何だかとっても嬉しくなって、プレートに盛られているケーキたちが愛おしく見えました。
食べたケーキ、確かに美味しい。でもお菓子が美味しい以上に私は、作ってくれた女の子のお菓子に懸ける情熱の味を美味しく感じました。忘れる事ができない、「情熱」を味わった日。
「情熱」ってこんなにも人を虜にするんだとわかった日。
私たちリロコーヒーがコーヒーに懸ける「情熱」って何だろう。
美味しく飲んで欲しい、想いを伝える情熱
コーヒーを楽しんで欲しい、楽しさを伝える情熱
色んな「情熱」があるからかっこいい。
リロコーヒーのみんな一人一人がコーヒーに懸ける「情熱」は違って
燃えるような赤い情熱も、ポップで見ているだけで楽しいカラフルな色の情熱も。
リロコーヒーの焙煎士である圭太さんが、インスタグラムにあげていたこんな顔だって、
コーヒーに懸ける情熱の一種だ。私はこれからもリロコーヒーみんなの「情熱」が詰まったコーヒーを思いっきり楽しんで味わっていきたい。
(書いている人:遠藤有希)