コーヒーの淹れ方に正解はなくて、正解がないからこそ、色んな方法で淹れる事が楽しかったり、今まで試した事がなかった新しい挑戦をしてみる事が楽しかったりする。
でも家で実際にコーヒーを淹れてみよう!となった時に、正解がないからこそこれで良いのかな?と迷う事も多いはず。
リロコーヒーのみんなはコーヒーとまるで友達みたいに、時には初めて会った人のように、みんなコーヒーに対して色んな表情を見せながら接しています。
「このコーヒーはね、コーヒーだけど甘味がすごいから疲れている時の一杯にもおすすめだよ」
「新しく入ったこの豆は、どんな味がすると思う?この前はブラックで飲んでみたから今日はラテにしてみよう」
「このコーヒーは、この淹れ方で淹れると本当に化けるんですよ!」
色んなコーヒーの楽しみ方を知っているし、その興味をただの興味だけで終わらせずに興味から答えを引き出している。
みんなのコーヒーに対する向き合い方を見ていて
「私もコーヒーの事は好きだけれども、ただ飲む事が好きでコーヒーの色んなところに興味を示してその興味を突き詰めてみようって事は今までしなかった。私って本当にコーヒーの事好きなのかな?」
私のコーヒーに対する愛情がちょっとちっぽけなものに見えてしまった。
いつも私が迷った時にポジティブな言葉をくれる菜海さん。
そんな菜海さんが言っていた一言。
「人の興味への愛情の示し方は人それぞれで、言葉には出さないけれども密かに誰よりも強い愛情を持っている人。興味の赴くままに、その興味を全面に出す人。色んな人がいるみたいに、色んな楽しみ方、表現の仕方があって良いと思う」
私はブラックのコーヒーを飲む事も好きだけれども、カフェラテを飲むのも好き。
牛乳がエスプレッソとうまく混ざりあって、そのミルクでアートやチョコソースなどで絵も描けちゃう。ほぼ毎日と言って良いほどカフェラテを飲んでいる私にかわからないカフェラテの良さ、楽しみ方がきっとあると思う。それで良いんだと感じました。
菜海さんの言葉は人の良いところを、みんなのコーヒーに対する向き合い方を見て学ぶ事はもちろん良い事だけれども、その姿をそっくりそのまま真似しようとかいっぱい吸収しなきゃと思わなくても良いと教えてくれました。
みんなが持っているそれぞれの良いところを盗んで習って、自分らしいを見つけていくこと。そしたらきっと私にしか見つける事ができないコーヒーへの愛情とコーヒーへの向き合い方が見つかるはず。
私にしか発見できない、私しか持っていないコーヒーの色と進んでいく。
そこで出会う色んな人たちが持っている色んな色たち。
そこで交わってできるコーヒーの味はきっと虹のようにカラフルだ!
虹はたくさんの色が重なるから綺麗。色んな色があるからこそ綺麗。
そんな虹のようなコーヒーをこの場所で見つけていきたいです。
(書いている人:遠藤有希)