「もうすぐ誕生日だよね」

11月の初めに急にお母さんから電話がかかってきて、何の連絡かな?と思ったら、もうすぐやってくる誕生日の話。

いくつになっても誕生日をお祝いしてもらう事は嬉しい事です。

欲しいものを聞いてもよくわからないから、私が欲しいものではなくて、今度熱海に旅行に行くから、私が好きな熱海の名産品やお菓子をお土産に買ってきて送ってくれるとの電話でした。

「せっかく熱海のお土産を送ってくれるなら、他の物も同じ段ボールに入れて欲しいなぁ」

なんて欲と遠くに住んでいるお母さんに甘えてしまう気持ちが出てしまい、私の地元の静岡のお菓子や、静岡のスーパーでしか売っていない食品など、気がついたらあれもこれもと電話で色々とおねだりしていました。

私の話を電話越しで聞きながら、普通に大阪のスーパーでも買う事ができる物を一緒に送って欲しいとお願いする私に途中からお母さんは半ば呆れ気味。

「はいはい、もう電話切るよ」と言われて、電話は切られてしまったけれども、

熱海のお土産を送ってくれる事ともしかしたら他の物も一緒の箱に入れて送ってくれるかもしれない事に嬉しくなり、数日後に届くであろうお母さんからの荷物がとっても楽しみになりました。

そしてダンボールに入った荷物が届き、開けてみると

ダンボールに隙間なくキッチリと詰められた物たち。

「何が入っているんだろう?」

ワクワクしながら一つ一つ確認していくと、電話で言っていた熱海のお土産とともに私の好きな物やなんと電話で私が独り言のように言っていた大阪のスーパーで買えるような物から私が大好きなみかんまで

たくさん入っていました。

たくさん色んな物が入っている嬉しさと、電話での私の電話での言葉を聞いていて

「これを送ったら、私が喜ぶから」

と考えて送ってくれたんだなというお母さんの気持ちが更に私を嬉しくさせてくれました。

考えてみれば確か、去年の誕生日の時もお母さんは私にダンボールいっぱいの物を送ってくれていました。

去年の誕生日の時に送ってくれた物を受け取った時ももちろん嬉しかったけれども、今年は今年でまた違った嬉しさとお母さんからの気持ちがこもった贈り物でした。

「たとえ同じ人からの贈り物だとしても、その時その時で込められた想いが違う」

リロコーヒーでも、日々オンラインを通してたくさんのお客さまに商品をお届けしています!

今回実家からの贈り物で私が感じた気持ちのように

届いたダンボールを開ける度に、商品と一緒に毎回違う驚きと心に残る気持ちをお届けできるように頑張っていきます。

(書いている人:遠藤有希