「この前のお休みの日、バイクに乗ってツーリングしてきて、めちゃくちゃ気持ち良かった〜!」
菜海さんと休みの日の過ごし方について話をしていた時に出てきた言葉。
菜海さんは、自分のバイクを持っていて、休日や仕事終わりにそのバイクでツーリング仲間とどこかに出かけたりしているらしい。
バイクについて話している時の菜海さんの表情と盛り上がってくる言葉の熱、好きな事をキラキラとした目で話す姿はとてもかっこよくて羨ましい。
菜海さんのバイクの話は、どこへ行ってきただけではなく、同じバイク仲間同士が集まってみんなのバイクと写真を撮り合ったり、今回のツーリングで新しいバイク友達ができた!など、頭の中で想像するだけで菜海さんが「バイク」を楽しんでいる事がわかるし、菜海さんが「バイク」を通して得る体験は、私が体験した事がない世界。
私は、「バイク」に興味が今までなかったけれども、菜海さんがバイクに乗る姿を想像したらすごくかっこいいし、青い空の下をバイクと共に突き抜けていく姿、とても菜海さんらしい!
私にとって菜海さんはバイクに乗っている姿の様に、迷いなんてなく、自分が進むべき方向に真っ直ぐに全速力で向かっていける人、菜海さんを見ていたら、「バイク」って車よりもカッコイイ、バイクも菜海さんと一緒に色んな場所に行く事ができて幸せだろうなと感じました。
菜海さんのバイクに対する姿勢を見ていて、何でバイクについて話している菜海さんはこんなに輝いて見えて、こんなにイイなあという気持ちが出てくるんだろう?
私の中でこんなにも「好き」と思える物や事があったのはいつだろうと疑問に思いました。
そして私は好きな事への情熱を、菜海さんみたいにワクワク、キラキラな気持ちを表せていたのだろうか?
振り返ってみれば、私はお菓子を作る事が好きで、尚且つその作ったお菓子を誰かに食べてもらう事が好きだった。自分が食べたいから作るのではなく、私がお菓子を作る時には常にその先に家族や友達の顔が浮かんでいた。
そんなお菓子作りも今では、家族と離れて暮らしているし、甘いもの好きな人いるのかな?と疑問に思ったりで、作る事も少なくなったし、作ろう!と意気込む事も少なくなってしまった。
菜海さんの好きなバイクに対する気持ちに触れて、私は自分の好きをもっと増やしていきたいと思ったし、誰がどう思うかではなく私の好きな気持ちをもっと大切にしていきたいと感じました。
好きな物、人への愛情を大切に注いでいって、愛情を注いだ物や人がもっと輝いていく世界を私は見てみたい。
(書いている人:遠藤有希)