バリスタの喬祐くん。私から見た喬祐くんはやっぱりコーヒーを淹れている姿が一番似合う!!コーヒーを楽しみ、コーヒーに対して優しく、元気に素直に寄り添っている姿を私がリロに入ってから色んなシーンで見てきました。
朝、コーヒーを淹れてくれる時、
「今日はこんな淹れ方で淹れてみました。この淹れ方もいいですね」
「今日はこんな淹れ方を試してみようと思うんだけど、どう思います?」と好奇心いっぱいの少年のような顔で話しかけてくれる。
一つのコーヒー豆に対して淹れ方は一つじゃない、こんな淹れ方やあんな淹れ方もいいね。
色んなコーヒースタンドやカフェでコーヒーと向き合う事を仕事としている人たちを見てきたけれども、こんなに優しい表情で、そして
「コーヒーと遊んでいる」そんな表現がぴったりなバリスタに出会ったのは初めてでした。
リロに入ってから、オンライン業務という今まで経験した事がない分野の仕事と出会い、仕事をしていく中で、新しい知識がつき、今まで知らなかった新しい自分の一面に嬉しくなる反面、
新しい環境、新しい仕事に戸惑う場面もありました。
こんな時どうしたら良いのだろう?
もっと早く色んな仕事ができるようになりたい。
そう感じる事もありました。
そんな時喬祐くんが私にかけてくれた言葉。
「もうこの仕事も覚えたんですね。自分のペースでゆっくりでいいですよ」
その一言で一歩でも早く進みたい!と思っていた自分を振り返り、私は私のままで良いのかな。と思うようになりました。
喬祐くんが、私らしい色、新しい私の色を見つけてくれたみたいでした。
あの時、喬祐くんが私にかけてくれた言葉に喬祐くんの人柄が表れていて、コーヒーに対しても、この豆だから抽出方法はこれがいい!ではなく、色んな淹れ方があってもいいんじゃない?この豆にはこんな一面もあるし、こんな淹れ方をしてあげたらこんな一面も出てくる。この豆にはこんな良い一面があって、逆にこの豆にはこんな良い所がある。
だからコーヒーって楽しいよね!そんな言葉がすぐ側で聞こえてきそう。
コーヒー一つ一つの声を聞き、自分の気持ちと照らし合わせて対話しているみたい。
私がまだコーヒーの事を好きではなくて、コーヒーって苦くてもっと大人な人たちが飲む飲み物。淹れ方も豆の知識も何だか難しそう。そう感じていた過去の自分に、
コーヒーを素直に楽しみ、可能性を楽しみ、コーヒーを友達のように、時には恋人に触れるように深くまで寄り添い、家族と接する時のようにコーヒーに対して自分の気持ちも100%表現する。
「難しい」そんな気持ちを持って接するのではなくて、コーヒーにも人と接する時のように、まず会話を楽しんで色んな方法で、色んな味を味わっていったら良い。
そんな気持ちを持ったら、コーヒーってもっと楽しくなるよ!コーヒーに難しいは存在しなくて、新しい発見が美味しいだけではなくて、楽しい気持ちも一緒に連れてきてくれる。
「コーヒーって最高!!」と教えてあげたい。
コーヒーが大好きな人も、まだまだコーヒーの事はよくわからないけれども、コーヒーに興味を持ち始めた!そんな人も。コーヒーの新しい扉を一緒に開きませんか?
(書いている人:遠藤有希)