少し前、仕事を終えて帰ろうとした時に

「いつもお店の前を通っていて、気になっていたけれども中々一人だと勇気が出なくて入れなかったけれども

今日入ってみて良かった〜!」

初めてリロコーヒーに来てくれたお客さまのようで、いくつかのコーヒー豆とテイクアウトしたコーヒーを片手に嬉しそうな顔でリロコーヒーのスタッフと会話をしていました。

そこには、春のようにポカポカな温かい空気が流れていました。

こんなシーンを目にすると、緊張する事は何にもないんだけれども、勇気を出してもらって良かったなあと思います。

私自身も、周年イベントの時に勇気を出して良かったなと思う事がありました。

私は普段リロコーヒーロースターズがある心斎橋Mビルの9階で仕事をしている事がほとんどなので、周年イベントの時も実際にお客さまが周年イベントの「ユウキの焼き菓子4種」を実際に楽しんでいるシーンを目にする事はあまりありませんでした。でも、ふと店頭に降りた時に、私が作ったお菓子を楽しんでくれているお客さまが何名かいて、そのお客さまたちを見た時に嬉しい気持ちと

「うわぁ!私のお菓子を食べてくれている。味はどうかな?何のコーヒーとペアリングしてくれたのかな?」

と聞きたい事はたくさん。

でも、突然話かけたら、びっくりするだろうな。。どんな感想が返ってくるかわからない怖い気持ちと

私が作ったお菓子を誰かに食べてもらう。こんな機会はこれからきっと無いだろうから、ちょっとだけ勇気を出してみるべき!二つの気持ちの間で揺れていました。

勇気を出して、自己紹介と

「お菓子どうでしたか?」

と聞いてみる。

そこから返ってきた嬉しい言葉たちと

「インスタグラムにこのお菓子の事アップしても良いですか?あ、インスタグラムやってますか?」

嬉しかった事は、「ユウキの焼き菓子4種」をお客さまが楽しんでくれているという事はもちろん、それ以上に私が好きな私が作ったお菓子がきっかけで、この場所でお客さまと繋がりができた事がとても嬉しかったです。

あの時、ちょっとの勇気を出して話しかけて良かったなぁ。

ちょっとの勇気が、新しい繋がりと私に新たな自信をくれました。

この時の私と同じように、最初は緊張したけどちょっと勇気を出して、リロコーヒーに来てくれたお客さま。

ちょっとの勇気から、このお客さまとリロコーヒーロースターズで始まる新しいストーリーが生み出されていくんだと思うと何だか私まで嬉しい気持ちになり、ワクワクした気持ちももらった日。

 (書いている人:遠藤有希