コーヒーのどこが好きなんですか?
流大くんに聞かれて、私はコーヒーのどこが好きで何に惹かれているのだろう?と考えました。
美味しいし飲むとホッとする。これも理由の一つだけれども、最初からコーヒーを美味しいと思って飲めていたわけではなかった。
好きな理由を探っていった時に、頭に思い浮かんだのは答えが一つではないということ。
コーヒーを誰かと楽しむ空間も好きだし、お店でコーヒーを淹れているバリスタの人たちを見ていても、色んな器具を操りカッコよくコーヒーを淹れている姿に、私もその人になったみたいで楽しくなる。老舗の喫茶店に行けば、昔から使われているコーヒー器具が巡り巡って私も出会えた気がする。
私がコーヒーを楽しむ観客の一人になっているかと思えば、コーヒーを受け渡す、コーヒーの魅力を伝えるパフォーマーにもなれる。
こんな色んな理由が重なって、私はコーヒーの事が大好きになった。
リロコーヒーのみんなは情熱的な人ばかりで、コーヒーに対する愛情の持ち方は十人十色。
流大くんはコーヒーを一口飲むと「うま!」と思わず声が漏れてしまうコーヒーに対する一直線の愛情を持っている。喬祐くんは自分が作った物に対して誰かが「美味しい」と感じてくれて相手が喜ぶ顔を見る事が好き。人にコーヒーを介して何かを受け取ってもらう事に喜びを感じている。
私がコーヒーの事を好きな理由も、流大くん喬祐くんがコーヒーの事を好きな理由も。
コーヒーが生み出す色んな色の魅力を受け取って、その魅力を自分らしい表現の方法で受け取っている。新しいコーヒーの魅力を見つける事も大切だけれども、その魅力を受け取る人たちがコーヒーの中に自分なりの楽しさを見つけて受け取って欲しい。
伝える私たちの気持ちだけではなく、私たちが送った商品で、お客様がリロのコーヒーとどんな楽しみ方をしているのかとても気になるようになりました。送る側の私たちの気持ちとお客様の気持ちが重なったらどんな楽しい変化が起こるのだろう?
コーヒーは飲むだけでも楽しいし、誰かに淹れてもらっても、誰かと一緒に試行錯誤しながらコーヒーを淹れても。
色んな場面で色んな面白いが出てくる、今を楽しむ事ができる飲み物でもあり、未知の可能性を秘めた物。そんなコーヒーがこれから生み出す新しい事って何だろう?
コーヒーの魅力を発信する事も、コーヒーを思う存分楽しむ事も思いっきり楽しんでいきたいです。
あなたがコーヒーを好きな理由は何ですか?
(書いている人:遠藤有希)