コーヒーの魅力の一つは、見た目は同じコーヒー豆なのに浅煎り、深煎りで味が違ったり、コーヒー豆一つ一つに個性がぎゅっと詰まっているところ。
新しいコーヒーに出会うと、飲む前にどんな味がするのか、コーヒー豆に問いかけてみたくなる。私が想像した味に近かったり自分好みの味だと「良い味出しているね!100点!」と褒めてあげたくなるし、逆に全く想像ができなかった味だった時にも、新しいコーヒーの味の発見と驚き、興味が私の中に沸いてくる。
コーヒーの新しいに出会ったら、自分の中の好きの温度がぐんぐんと上昇し、そしていつも私をぎゅっと掴んで離さない。
前からコーヒーを淹れる事も飲む事も大好きだけれども、こんな感情が出てきたのは最近。
そのきっかけはリロコーヒーでのとある会話。
私はいつも同じコーヒーの淹れ方、私が好きな浅煎りのコーヒーをよく飲んでいました。
自宅用にリロのコーヒー豆を購入した時の事。
どの豆にしようかな?リロコーヒーに入ってから、普段見慣れたコーヒー豆たちも改めて選ぼうとすると、たくさん種類があって飲み慣れた定番の味や私が好きな味を選びがち。
いつもと同じ豆を買っていこうかなと思っていると、菜海さんが
「いつもこの豆買っていくから、せっかくこんなに種類があるんだし違う豆にしてみたら?一個これって絞れなかったら、この豆とこの豆をブレンドしてみても美味しいよ。いつものコーヒーでもちょっと変えてみたり、冒険してみる事ですぐ隣に新しい発見があるってそう考えたら豆選び楽しくない?」
冒険したい。その気持ちはあっても、どんな味がするか全く想像がつかないから迷いの気持ちが出てしまっていた。飲んだ事があって、私が好きな味ならばいつもの味にきっとまた美味しいがでてくるに違いない。
菜海さんの言葉を聞いて、この豆とこの豆をブレンド?どんな味がするのだろう?何だか美味しそう!
目の前にずらっと並べられている豆たちが、それぞれ
「私はこんな味がするよ!試してみない?」
とアピールしているようにみえて、全ての豆への興味が湧いてきました。
新しい事を始める時はいつだって不安がつきもの。でも不安という気持ちの前に、今から始めようとしている事、目の前にあるものへの興味を引き出していければ、普段見慣れている景色も、毎日あうリロの仲間や私が日々向き合っている仕事も。
そこにはワクワクと新しい体験、発見、新しい扉への鍵。
毎日を楽しむ色んなヒントがあらゆる所に転がっている。
新しい扉を開ける事を楽しむように、大好きなコーヒーと向き合い、新しいワクワクを好奇心を見つけていきたいです。
(書いている人:遠藤有希)