大阪人のおやつ、屋台のたこ焼きから、背筋が伸びるカウンターの割烹まで。大阪にはたくさんの美味しいものがあります。大阪の街は食べ歩きをするだけでも楽しいですが、「くいだおれ」をもっと深く楽しむ方法があります。それは、店を仕切る店主や地元のお客さんに勇気を出して話しかけてみることです。

 

 

私が以前から気になっていた、近所のお好み焼き屋さんに初めて入った時のお話。こぢんまりとしたアットホームな店内はカウンターのみで、オーダーしたお好み焼きを目の前の鉄板で焼いてくれるスタイルのようです。ニコッと愛想のいい女将さんのとなりで、大将はまったく笑顔を見せてくれません。慣れた手つきでお好み焼きの生地を黙々とかき混ぜ、熱々の鉄板の上にジュワッと乗せる大将。私は目の前でみるみる焼き上がっていく美味しそうなお好み焼きを、写真に残したい衝動にかられていました。

「写真を撮ったら、この怖そうな大将に怒られるかな?」

話しかけることもためらってしまうくらいピリついた雰囲気を大将から感じながら、恐る恐る携帯電話のカメラを起動してみます。カメラレンズを向けられたのが分かったのか、大将がチラッと私の方を見て一言…

 

 

\全文は大阪ブレンド付属のマガジンにて!/

 

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