■ 受け継がれる お笑い遺伝子

各地から人が往来する商いのまちとして発展した大阪は、江戸時代には「天下の台所」と呼ばれていたほど。商人が初対面の相手と交渉を進めるには、喋る中で相手との距離を縮めるのが鉄則だ。シビアな交渉を円滑に進めるためには会話に笑いを織り交ぜることが重要だったんだ。日常会話の中にも笑いやオチを求めてしまう大阪人の性は、時代を超えて脈々と受け継がれている。

 

「大阪のお笑い」から おもろいブレンドコーヒーをつくる

ここからは焙煎士 中村圭太の腕の見せ所!大阪のお笑い文化をあらわすキーワードから、ブレンドの味わいを構築していく。

 

①重々しくなく、エネルギッシュ

②大阪はいろんな人が往来する開放的な都市

③攻撃的な笑いではなく、相手との距離を縮めるための笑い

④「けったい」より「おもろい」

 

圭太は優しい甘みのエチオピアと柔らかな印象のコロンビアをベースに、個性的なウガンダを絶妙な塩梅で合わせることで、一口目にパッと明るいフレーバーが広がる面白い味わいに仕上げた。

 

最初はちょっと個性的、後味はあたたかく安心感のある「お笑いブレンド」。

自然と頬が緩んで 大阪商人のように商談もうまくいくはず!

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