私は、街を歩いていて看板の上手な売り文句につい足を止めてしまうことが時々あります。いろんなお店が、なんとか道行く人たちの注目を集めようと、工夫を凝らして看板を作っています。でも、大阪の看板は、普通の看板とは次元が違います!
道頓堀で私たちを「ようこそ」と迎えてくれるのは、何メートルもある大きなグリコの看板。そのまま飛び出てきそうな立体的な蟹の看板や、串カツ屋の会長をかたどった巨大なマスコット!
個性的な看板の多い道頓堀や新世界は、看板に足を止めるどころか、その看板を目当てに世界中から人が足を運ぶ観光地になっています。
江戸時代、淀川で「飯くらわんか〜!」と食べ物を売り込んでいたくらわんか舟は、枚方の名物になっていたそうです。お侍さんなど身分の高い人にも関係なく荒々しい売り込みをする営業スタイルは、とてもめずらしいものだったのでしょう。もしかすると、当時の枚方にも、このくらわんか舟の元気な売り文句を聞くために、わざわざ遠くから足を運んだ人たちがいたのかもしれません。
大阪人の売り込みや看板には、お客さんの足を止めるだけではなく遠くからお客さんが集まってくるほどのパワーがあります。
書いたひと
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