LiLo Coffee Factoryではコーヒーを深める時間LiLo Coffee Roastersではコーヒーを拡める時間どちらの場所も行ったり来たりしている今の僕の仕事のサイクル。僕たちがやっていきたいことはコーヒーを探究することも認知してもらうこともどちらも必要で、それに取り組むことがコーヒーのプロだと考えています。一見、全く別のことをしている様な錯覚があっても実はそれはキチンと繋がっていて、毎日エキサイティングな日々を過ごしています。今週末から始まるAnniversary Week。スタッフもお客様も皆で一緒に楽しんでいきたいですね。 Read More
コーヒーは色んな味わいの要素が含まれているので飲む時の温度帯でも味が変わります。ホットの方が好きという方もいらっしゃればアイスの方が好きという方も。好みは人それぞれなのですが、自分が好きな味を感じられる温度というのは知っておくと好みをより明確に把握出来ると思います。全く同じ豆をホットとアイスで淹れ分けた場合、アイスの方が酸味を感じやすくなります。これは、冷たいものの方が人間は味を感じづらくなる為、そのコーヒーが持っている酸味以外の成分を検知しづらくなる為。日本人は酸味が得意では無いと思っている方が多いので同じ豆でもよりアイスコーヒーの方が酸が強いと感じて、深めをチョイスする傾向があります。家で淹れる時、このことを知っているか知っていないかでコーヒーを淹れるモチベーションが変わりますね。そもそもアイスの方が酸味を感じやすくなるのですが、家で淹れた時に酸が出過ぎて「酸っぱ!」となってしまうと自分の淹れ方に問題があったのか、はたまた、自分はこのコーヒー合わないわ、とか思ってしまいがち。家でコーヒー淹れることをやめてしまう原因になったりします。そもそも、アイスコーヒーは酸が出やすい、と知っておくと自分の好みの味がするコーヒーを買ってきて家で淹れられます。いつもホットで飲むよりもう少し焙煎度が深めの豆をチョイスしてみるのが良いかも。おうちコーヒーを充実させる為に色々試してみてくださいね。 Read More
焙煎がなぜ難しいと言われるのか。それは生豆が焙煎されている時その豆が“本当にどういう状態になっているのか見た目では判断出来ないから”です。焙煎自体はごくごくシンプルで、豆の内部で起こっている化学反応は自然の摂理で抵抗しようがありません。タンパク質と糖が共存するものを加熱するとそのものが170度近辺でメイラード反応が活発になるんです。ただ、その生豆が今、170度近辺になっているかどうか。これはパッと見ただけではわからず焙煎機に表示される温度だけでも判断出来ません。これを正確に判断する指標が沢山ありこれらを組み合わせて正しい化学反応を導いてあげることが焙煎をするということになります。加えて生豆は、それぞれ品種も形も大きさも作られてきた土壌も作られてから経た時間も違います。それぞれに合わせて正しい化学反応を促していくこと。それを考えていつも豆と焙煎機と向き合っています。 Read More