何かモノをつくる という事は
その何かを誰かに届ける
という事だと考えていて
誰かに何かを届けたい時は、
その誰かを具体的にイメージする必要がある
と考えている。

誰か が具体的であればある程
その何か は届きやすいはずで
だから何かをつくる時は
届ける人を具体的にイメージすることに
沢山の時間をかけている。

イメージする ということは
人間の数少ない専売特許で
あらゆる面でオートメーション化が進む中
その専売特許の価値は逆にどんどん
高くなっていくということでもある。

こうやって文章をつらつらと書く事も
もう続けて3年は経つが、
大事にしているのは、
誰に向けて書いているのか
ということを具体的にイメージするということ。

そのイメージづくりの訓練としても
僕に取って機能している。

コーヒーをつくる時、
今まさに作っているその1杯は
誰の為に作っているのかをイメージする
ということが大事で、
それをより具体的にイメージ出来れば出来るほど
その1杯は届きやすくなるはず。

誰に何を届けたいのか で
その1杯へのアプローチは激変する。

機械が淹れることも
誰しもが淹れることも出来るコーヒーを
わざわざ時間をかけて
わざわざ人がそれぞれ淹れる価値は
ここにある。

そんなことを考えながら
今日もまたこの文章を書いている。