【アメリカンとアメリカーノのあれこれ】

毎週木曜日は、
コーヒーについてのあれやこれやを。

今日は、
アメリカンコーヒーとアメリカーノについて。

この2つのメニューはややこしいですが別物です。

まず由来について。

諸説ありますが、
「アメリカン」は日本人が付けた和製英語で
浅煎りのコーヒーという概念がほとんど無かった時期に
アメリカ人が飲んでいる浅煎りコーヒーのことを
アメリカンアメリカンと呼ぶ様になったことが
由来とされています。

「アメリカーノ」は戦時中にヨーロッパで
アメリカ人が普段飲んでいるドリップコーヒーを
エスプレッソで似せて作る事は出来ないかと
湯で割ってみたところからとされています。

アメリカンは、浅煎り〜中煎りのドリップコーヒー。
アメリカーノは、エスプレッソのお湯割り。

です。

よくよく間違えがちなのが、
深煎りのドリップコーヒーを湯で薄めたものを
アメリカンと呼ぶことがあるのですが、
これは
深煎りのドリップコーヒーを湯で薄めたもの
です。

アメリカンでもアメリカーノでもありません。

意図的に狙って薄めたもので無ければ
あまりおいしくないコーヒーが
出来上がってしまいます。

注文する時、気をつけましょう。

仮にLCRでアメリカン
というご注文を頂いた場合は、
ライトローストから
ミディアムローストのレンジの豆で
ドリップしたコーヒーをご提供致します。

もちろん豆を絞って
ご提案して選択して頂きますが、
それもよくわからないので
とりあえずアメリカンを
というお客様には、
酸味が好きな方には
エチオピア ドゥメルソ ウォッシュト。

酸味があまり好きではないという方には
ブラジル ファゼンダバウ トミオフクダDOT。

バランス良いコーヒーという方には
コロンビア エルプログレソ。

これらがアメリカンです。

ぜひぜひ1度お試しくださいませ。