美味しいコーヒーを
お客様に楽しんで頂く為には、
コーヒーについての
ありとあらゆることを
知っておく必要があって
もっと言えば体感出来ていれば尚良い。

まずわかりやすいのが豆の価格で
コーヒー豆はワインと同じ様に
生産地や品種、精製方法や
各国基準のグレード、収穫時期などで
価格が大幅に変わる。

高いもので良いものもあれば
高いもので良くないものもあるし
安いもので良いものもあれば
安いもので良くないものもある。

高いもので良いものを知っていなければ
安いもので良いものの本当の価値はわからない。

逆も然り。

全部知っていなければ
それぞれの真価を
伝える根拠に欠けるのだ。

これはサービスにおいても同様で
良いサービスと良くないサービスを
自分自身で落とし込めていればこそ
良いサービスをご提供することが出来る。

その良いサービスと
価値あるコーヒーが合わさった時に
極上の美味しいコーヒーを
飲んで頂けるだろう。

音楽もそう。

アートもそう。

空間もそうで、

人間関係もそうだ。

相反するものを理解して初めて
価値を創造出来る。

そして大変なことに、
その価値はどんどんどんどん
猛烈なスピードで変化していくのだ。

その変化に対応し、
その変化の先回りをする為には
どうすればいいだろう。

僕は現場での実践が
最も近道だと考えている。

幅広い知識を学べつつ、
それらをすぐに体験出来る環境。

もちろん本人の強い意志も必要なので
その意志を自発させて回収出来る環境。

コーヒーの持続可能性を担保する為に
そういった環境を
作っていきたいと考えている。