先日
大阪市内の迎賓館に併設された
レストランへ行った時のこと。

昭和34年に建築された歴史的建造物と
計算尽くされた美しい庭園は
格式高く、入る前から良い意味で
緊張感を感じさせる。

レストラン内の
キリッとしたスタッフさんと
お洒落すぎる空間に
ちょっとドキドキしながら
オーダーをして料理を待つ。

普段行くようなお店よりも
断然、厳粛な雰囲気。
ソワソワしながら座っていると
厨房から声が聞こえてきた。

"ナイス、ウェディングケーキッ!!"
"よっしゃ!"

思わずほころんでしまった。

あれ?めっちゃ元気ッッッ

きっと新郎新婦がとびきり喜ぶような
ナイス過ぎるウェディングケーキを
作り上げたのだろう。

その後
やっぱり食後のデザートは欠かせなくて
チーズケーキとロールケーキをお願いしたところ

"僕はこのチーズケーキが
世界で一番美味しいと思っています。"

と言って、ステキな笑顔と共に
チーズケーキを提供してもらいました。

そんなケーキが
美味しくない訳ない。

落ち着いてよく見れば
気高く上品な場所だけれど
スタッフさんは皆さん元気で
ピシッと伸びた背筋に
綺麗な制服がよく似合っていた。
その丁寧ながらも和気藹々とした接客に合わせて
周りのお客さんも楽しそうに会話をしている。

まるで東京のあのテーマパークに
行ったような空気感。
ランチをしに行っただけなのに
なんだかいつもとは違う世界にきたような。

きっとスタッフさんたちは
この場所とこの仕事と
自分たちが提供している物全てが
大好きなんだろうな、と感じました。

私もアメ村のリロコーヒーの世界に
もっと皆さんをお招きせねば。
日常的な存在だけれど
ここに来たらなんだか
心地の良い別の空間へ来たような。

うちのコーヒーが世界で一番
幸せな時間をつくるコーヒーだと
胸を張って言えるように。