人に聞けば
趣味や好きなものなんて千差万別。
なかには共感できるものや
なかなか付いていけないものまで
本当に人それぞれ。

好きなものが
生きていく上で必須かと言われると
必ずしもそうではない。
嗜好品や贅沢品もそうだ。
無くたって生活できる。
きっと最低限、身体は動く。

ただ、一見
無くても生きていけるものばかり
と、いう捉え方もできるのだけれど

好きなもの無くして
私たちの心は生きてはいけないとも思う。

私の仕事でもあり
好きなことのひとつに
コーヒーがあるわけだけど

視覚
嗅覚
味覚
触覚
聴覚

コーヒーに携わることで
この感覚を全て感じることが出来る。
というより
ここを意識しなければ
私たちのコーヒーは完成しない。

コーヒーを淹れることができても
好きでなけれは続けられないし
楽しみ方を知らなければ
明日のコーヒーも
きっと今日のコーヒーと同じだ。

何度でも繰り返すなんでもない日常に
鮮やかな色を
やさしい香りを
ワクワクする感情を
創りだしてくれるのが
私の好きなものであり
コーヒーだ。

おかげで毎日、新しい。

逆に同じ毎日だと思ったり
何かを忘れそうになってるときは
恐らく感覚の元気無い。

好きなものを大事に。
感じていこう。
生きるということは
コーヒーを淹れるということは
きっとそういうこと。