気がつけば3月、最後の木曜日。
もう4月ですね。

この季節になると
小学生のころ
担任に言われた言葉を思い出します。

いっちゃう(1月)
にげちゃう(2月)
さっちゃう(3月)

年が明けてから4月の新学期までの
あっという間に過ぎて行く
この残り少ない3ヶ月を、有意義に過ごすこと。

と教えてもらった。

もちろん当時も
有難い言葉だなあと思ったけれど
今ではより一層、強く感謝している。
この言葉を頭に思い浮かべる度に
時間は有限なのだと
繰り返し、繰り返し心に刻むことが出来る。

社会人になると
3月に卒業するわけでも
4月に入学するわけでもなく
夏休み前に
期末テストがあるわけでもなく
節目は誰が作ってくれるわけでもなく

自分で動かなければ
ずっとその場にいることになる。

忘れてしまいそうになる。
ここにさえいれば
自分は勝手に成長しているのだと錯覚する。
1年前よりはマシか、なんて勘違いしたりする。

確かに、出来る仕事の幅は広がったはずだ。
ただ
なりたい自分になれているのか。
やりたかった事が出来ているのか。
目指している場所に近づけているのか。

それは仕事が出来る出来ないとは
全く別のはなしだ。

今一度、ちゃんと考えてみる。
どうしてここでコーヒーを作りたいのか。
自分にとってコーヒーとはなんだろう。

人はどうしても意識しなければ
忘れてしまう生き物ですから
何度だって思い返そう。
何度だって自分を奮い立たせよう。

何度だって
自分のコーヒーを探そう。