毎日毎日、常日頃
どうしたらもっと美味しくコーヒーを
淹れることができるのかなあって
他にも良い方法があったりするのかなぁって。
特に今の時期のように
新しい豆が入ったときは
みんなで色々なレシピを試して
試飲しては意見を言い合いながら
ブラッシュアップしていく。
でも無暗に模索してしまうと
味がブレブレになる。
どれを飲んでもパッとしない。
ケイタさんが焙煎で大事にしている
一口目のファーストインパクト
素材のポテンシャル
そして、スウィートネス
これは抽出にも通じるものがある。
この軸は外さない。
LCRの味の基本。
そしてさらに言えば
何百億通りとあるレシピから
いくつかのレシピに絞っていく過程で
自分がその豆を使って、何を表現したいのか。
どうしてそのレシピにしたのかを
他の人に伝えられない味作りには
あまり魅力を感じられない。
エチオピアゲシャヴィレッジの
あの爆発的なハイビスカスの香りを
楽しんで欲しくてこのレシピにしました。
酸味は少なからず感じるかもしれませんが
香りは抜群に広がる抽出です。
グアテマラの
ずっと口の中で舐めていたいような
キャラメル感を味わって欲しい。
華やかなフルーティーさには欠けるけど
まろやかでコクを感じる抽出です。
何を狙って味を出すのか。
何を感じて欲しくてコーヒーを作るのか。
ただ酸味が少ない、苦味の無い
コーヒーを作るよりも
自分はこっちの方が楽しい。
豆の種類が多いのが
楽しくて楽しくて仕方がない。
毎日毎日お豆のこと考えているけど
まだまだまだまだ考え足りてない。
明日はどんな味を作ろうかな。
どんな味でコーヒーを伝えようかな。