19世紀初期のフランスで
"コーヒーポット"が発明された。
世界初の透過式抽出器具である。
それ以前の10世紀には
トルコ式コーヒーの
ジェズベ(イブリック)が存在していた。
そのうちサイフォンが生まれ
エスプレッソマシーンが登場した。
きっと一番初めは
抽出専用の器具では無く
鍋やなにかでコーヒーの実を煮たのだろう。
それが今や、2018年現在
コーヒーの抽出器具の
バリエーションは本当に多様である。
その事を考えては、いつも感心する。
みんなコーヒーが好きだ。
好きすぎて
どうしたら美味しいコーヒーが抽出できるのか
あの手この手を駆使して
コーヒーを作った結果がこの抽出器具たち。
コーヒー豆に圧をかけて
美味しい成分を凝縮させた液体を作ろうと。
先人、どんだけコーヒーが好きなんやと。
浪漫がありますね。浪漫で溢れてますね。
コーヒーケトルの先が絶妙な角度で
流れるお湯の美しさに見惚れたり
ポルタフィルターから落ちる
なめらかなエスプレッソを
永遠と眺めてられると思ったり
V60の綺麗な円錐形にうっとりとしたり
エアロプレスのカジュアルさとタフさに
安心して身を任せてみたり
こう見つめ返すと
自分もけっこう
コーヒー好きだなって感じます。
LCRにいて楽しいと思うことの一つは
様々な抽出器具でコーヒーを飲めるとこ。
コレダッ!って完全に決まったものはなく
いつでもどこまでも追求できるとこ。
来店してくださったお客様にも
色々な方法でコーヒーを楽しめ
もっと好きになって頂けるように
あの手この手で
コーヒーを作っていこうと思います。