2018,09,24

4年前のオープン以来、
ずっと使い続けている

【ドミニカ ハラバコア アルフレッドディアス
プリンセサワイニー ナチュラル】

LiLo Coffee Roastersグランドオープン前
コーヒーの初期ラインナップを検討する中、
100種類以上の豆を試して
最も衝撃を受けたコーヒー。

アポロチョコを溶かしたホットワイン
というのが僕のこのコーヒーに対する
第一印象で、その後ハーブや熟した苺が
複雑に絡み合った味わいが続き、
煮詰めたジャムの様な甘さの余韻が
ずっと続くゴージャスコーヒー。

このコーヒーの概念が覆る衝撃を
1人でも多くの方に
感じてもらいたくて伝えたくて
LCRラインナップで唯一、
農園も品種も精製方法も変わらず
同じ所で採れる豆を
使い続けている。

コーヒー豆は農作物なので
年度ごとに収穫量も違うし
味わいも違う。

このドミニカも例に漏れず
毎年毎年味わいが違い、
特にこの豆はその振れ幅も大きい
じゃじゃ馬豆。じゃじゃうまめ。

前の年度はうまく焼けていた
焙煎プロファイルを
次の年度に適用しても、
思った様な味わいが得られず
毎年毎年大きくパターンを変える。

生豆の保管状態によっても
フレーバーがかなり変わり、
生豆の定温倉庫を作ったのも
この豆のおかげ。

焙煎する度に
新しい気付きをくれる豆でもあって
蓄積されたこの豆の焙煎プロファイルは
それこそ何十通りもある。

このじゃじゃ馬豆を乗りこなし
お客様にご提供し続けることで
僕のコーヒーに対しての
意識やスキルが
向上していった豆でもあって、
本当に思い入れも強く
かわいいかわいいコーヒー。

大好きだ。

スペシャルティーコーヒーが
世に認知されだしてまだ数十年。

その豆の生産地や
生産者のストーリーを消費者に伝え、
トレーサビリティを明確にする流れは
じわじわと広がってきているし、
本当に大切なことだと思う。

ただ、
現場でお客様と接していて感じるのは
正直まだまだピンと来ていない方も
多いのが事実。

コレは何故だと考えた時に
僕が今思うのは、

【ロースターやバリスタの
ストーリーが伝わっていないから】

生産者と消費者を繋ぐハブである
ロースター、バリスタの
その1杯のコーヒーに対する
想いやストーリーはあるはずで
もしそれが無ければ、
その1杯のコーヒーは
スペシャルティーコーヒーではないと思う。

想いを伝える順序を大切にしたい。

近い人の想いが伝わらないのに
遠い人の想いなんて伝わるわけがない。

その1杯のコーヒーを大切にする
僕たちの気持ちを
まずキチンと表現することで
初めてそれを作った人達の
顔が見えてくるものだと
僕は思う。

来月には
2018年に収穫された
僕の大好きな新しい豆達が
日本にやってくる。

美味しく
つくりあげたいな
と思う。


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