オーストラリアのメルボルンで
カフェ文化の根強さを
特に感じた季節が夏だった。

暑い。
とにかく暑い。

日差しが照り付いていて
ジリジリと焼けるようだった。

湿度は高くないので
カラッとしていて日陰に入れば
少しは暑さが和らぐのが唯一の救い。

そんな暑い気候でも
みんなコーヒーを飲む。
ちなみに受けるオーダーはホットラテ。
アイスラテのオーダーは1日のうち
1、2回有るか、無いか。
製氷機なんて要らないくらい。

春夏秋冬。
どの季節も当たり前のように
いつもの時間にいつもの場所で
いつものコーヒーを飲む。

どの季節が巡っても
週末にはあの家族がカフェにくる。
朝の7時前には出勤前のあの人が
ラテを買いにくる。
9時を過ぎればパンと一緒に
奥さんの分とで2つのカプチーノを
あの人がテイクアウトしていく。

今も変わらないのかな。

さらに驚くのは
暑くてカンカン照りの日も
寒くて風が冷たい真冬でも
テラス席でコーヒーを飲む人たちが
結構な数でいるということ。

外で飲むコーヒーが好き。
きっとあの小さな空間で
その人だけの
コーヒー時間が生まれている。

生活に"欠かせない"
メルボルンでは過言ではない言葉。

コーヒーは文化だ。