先日大阪で大きな地震があった日
幸いにもお店には目立った被害は無く
通常どおりに営業できた。

ご来店されたお客様の姿を見ては
ご無事な様子にホッとするばかりで
お客様がお帰りになる際には
"ありがとう御座います。"
"お気をつけて。"と
近いうちに大きな地震が
再度起きないことを祈りつつお見送り。

あの日は誰しもが
怖い思いをしたと思う。
きっと誰かに会って
安心する場所が必要だったはず。

当たり前にそこにあったものが
前触れもなく急に無くなる空虚感。
いつも通っていた場所に
誰もいないという孤独感。

お客様からよく頂く
"リロコーヒーに来たら誰かに会える"
というお言葉。

こんな日だからこそ
リロコーヒーは存在しよう。
こんな時だからこそ
コーヒーを淹れよう。

アメ村の端にある
小さな小さな空間かもしれないけれど

いつもの場所で
いつものコーヒーと共に
お客様をお待ちしよう。

当たり前にあるこの場所を
心の底から有り難く思った日。
自分がしている仕事の意味を
改めて深く考えた日。

どんなことがあっても
出来る限り前を向いて
コーヒーを淹れていこうと思った日。