僕がコーヒーってステキだな
と思う所の1つに、

【1杯のコーヒーまでの道のりが長い】

という点がある。

コーヒー生産国で作られたものが
日本に入ってきて加工されて
1杯のコーヒーになるわけだけれども、
その過程で非常に多くの工程があり
それぞれの役割があり
その役割をキチンと果たしているから
目の前の1杯が美味しくなっている。

コレって考えれば考えるほど凄まじいことで、
1つの工程でもおろそかにしてしまうと
コーヒーの味に直結してしまうので
各セクションの役割は非常に重要だ。

コーヒーはその工程が多いことと
それぞれがハッキリとした
役割分担になっていることが素晴らしくて、
それぞれの役割において
プロフェッショナルを発揮しているからこそ
今のコーヒーが成り立っている。

僕たちがオープン当初から
一貫して大切にしている
役割分担。

これがコーヒーの性質とリンクしているから
僕たちに合っているといつも言っている。

役割分担は、ただ単に分業して分野ごとに
マンパワーを集中するというわけではなくて、
最も有効な効果というのは
分業した上で自分の役割以外のセクションを
チェックする(興味を持つ)という時に
最大限に発揮される。

すごくシンプルに言うと
自分の担当ではないから
自分の担当以外は
客観的にチェック出来るのだ。

この客観的にチェックする
ということが非常に大事で
僕自身もよく集中し過ぎると
主観的になり過ぎて、
大事なことを見失ってしまうことがある。

個人では決して出来ないことの1つがこの点で
チームだからこそ、役割分担を明確にしているからこそ
出来る点がこの相互チェック相互フォローだと
僕は感じている。

現場に立つ人という意味では
1人から始まったLiLo Coffee Roasters 。

オープン当初は1人で何でもやって
社長に客観的にチェックしてもらう
ということを繰り返して作り上げていた。

今、8人となって
更に役割も細分化されてきて
出来る事も4年前と比べると
格段に増えている。

全部自分でやってしまうことのリスクは
計り知れなくて、その狭い世界で出来ることは
たかが知れていると僕は思う。

コーヒーは役割分担が非常に多く
今日まで世界中で愛されるものになっている。

2019年はチームだからこそ出来ることを
もっともっと増やしていきたいと思っている。