◉ジャパン ブリュワーズ カップ(JBrC)
「ジャパン ブリューワーズカップ」(JBrC)は、2014年より開催されているコーヒー抽出の国内競技会です。ハンドドリップチャンピオンシップなどと比べて、JBrCはより幅広い抽出器具の使用が許されていることが特徴です。
◉リロ珈琲喫茶のヒロナ、全国7位に!
リロ珈琲喫茶 店長のヒロナは、関西を代表するスペシャルティコーヒー専門のサイフォニストでもあります。
今回ヒロナはJBrC2023 関西予選を見事突破し、東京で行われた本戦で全国7位に輝きました!
◉天国のようなコーヒー
本戦では、使用するコーヒー豆・抽出器具を出場者が自由に選び、審査員に3杯のコーヒーを抽出します。これまで独自の世界観で多くのコーヒーファンを魅了してきたヒロナが決勝大会で披露したのは、ヒロナのこだわりが詰まった「天国のようなコーヒー」です。
ヒロナは、理想とする「天国のようなコーヒー」を
「華やか」「明るい」「心地よい」「ふわふわ」の4要素に分解し、それらを表現するレシピを構築していきました。
「華やか」|MEXICO Santuario Purple Honey
30種類ほどのスペシャルティコーヒーを扱うリロコーヒーで、ヒロナが選んだのは「メキシコ サントゥアリオプロジェクト パープルハニー」です。100年以上の古いブルボン種から糖度25度以上のチェリーのみを収穫。丁寧なパープルハニー処理を行い、ぶどうやブルーベリーの甘さとラベンダー畑に飛び込んだかのような強烈なフレーバーが特長です。
「明るい」|エイジング
飲んだ瞬間にパッと明るく、キラキラした印象のコーヒーが好きなヒロナ。理想の明るさの鍵はコーヒー豆のエイジングにあると考え、以前からこだわりのあったエイジングについてさらに検証を重ねました。その結果、低温調理器を使用することで香気成分を損なわずエイジングさせる方法を編み出し、さらに異なる方法でエイジングさせた豆をブレンドすることで理想の明るさを表現しました。
「心地よい」|サイフォン
心地よい質感とアロマを引き出すため、ヒロナは得意とするサイフォンで抽出を行います。短時間でコーヒーの成分を一気に抽出するサイフォンは、柔らかい口あたりと丸みのある味わいに仕上がります。
「ふわふわ」|エアレーション
雲の上を歩いているようなふわっと軽い飲み心地を実現するため、仕上げに使うのはなんと電動ミルクフォーマー。これを抽出したコーヒーに差し込み、一瞬泡立てることでコーヒーの印象が一気に軽く変化します。
大会で提供したコーヒーとヒロナによるプレゼンを実際に味わえる、特別なイベントを4/2(土)、4/16(土)に開催しました。