紅樺色とは

やや茶色っぽく、落ち着いた赤橙。

樺桜の樹皮の色から由来する名前で、江戸時代中期には着物の地色として愛好された色です。

 

 

2月に紅樺色を選んだ理由

厳しい寒さの間に、ふと暖かな日差しが差し込む。

時代をこえ、日本に住む私たちは

陽の光や植物の様子を通して 

冬から春に季節が移ろうのを感じ取ってきたのかもしれません。

 

遠い過去と現在。そして冬と春をつなぐ

暖かな落ち着きのある紅樺色を選びました

 

 

焙煎士ケイタ、紅樺色からブレンドを作る

ロースターのケイタは、紅樺の色合いを元に味作りを始めました。

赤色、茶色から頭に浮かんだのは、リンゴを思わせる甘みが優しいグアテマラそしてキレの良い甘さと爽やかな果実感が特徴のケニア

 

これらをベースにして、イメージの味わいへとブレンドを形作っていきます。

いくつもの比率でテイスティングし、力強い甘さのベースは完成。

 

ここに加えるのは深煎りエチオピア ナチュラルと、同じエチオピア ナチュラルの浅煎り

2種類の焙煎を施したエチオピアを少量ずつ合わせることで、力強い甘さの中に少しのスパイス感と華やぎが加わり、柔らかな紅樺色を感じられる、奥行きのある味わいに仕上がりました。

 

 

 

淹れた一杯は、飲み切るまでに刻々と表情を変えてゆきます。

寒い日が続く中、春の到来を少しずつ感じる2月。

BENIKABA Blendを味わうひと時をお楽しみください。

 

 

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▼このブレンドに使用した豆