■ 荒っぽいのに人気?大阪流のおもてなし

江戸時代、京都〜大坂間を移動する人の多くが一休みする宿場町の枚方には、淀川を下ってくる客船に、手製の鮨や餅、酒を小舟から売りこむ「くらわんか舟」がいた。「めしくらわんか!酒のまんかい!」「ワレはどうじゃい、銭ないんけ!」と河内弁の強い売り文句で客の注目を集め、川上での飲み食いを楽しませた。地元の品物を自信満々に売り込む、大阪らしい押しの強いおもてなしだ。

 

■「くらわんか」から心を掴むブレンドコーヒーをつくる

ここからは焙煎士 中村圭太の腕の見せ所!「くらわんか」からわかる大阪人の前のめりな商売・おもてなしをもとに、ブレンドの味わいを構築していく。

 

 

①遠慮しない。とにかく積極的

②びっくりするほど威勢がいい

③人の注意を引く機転

④ローカルの個性に誇りを持ち、それをいかす




全く異なる焙煎度にローストした、個性を放つ3種の豆を、それぞれの特性を熟知した配合バランスでブレンド。ガツンと力強く、攻撃的になってしまいそうなフレーバーも魅力の一つに、美味しく仕上げた。カップの中から「珈琲くらわんか〜!」と元気な声が聞こえてきそうな元気な味わい。

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