2018,07,16
心頭滅却しても涼しくならない日が続く。そんな中、毎日コーヒーを煎ったり淹れたりしているが、ふと先日自分が淹れたコーヒーが手前味噌だが、心頭滅却するぐらい美味しかった。本当に何気なくいつものレシピでいつもの様に淹れていつもの様に飲んだコーヒー。本当に美味しかったので、みんなにも飲んでもらおうともう1度淹れてみて飲んでみるとまた味が微妙に変わってしまったりするのはコーヒーあるある。厳密に言うと、コーヒー豆の1粒1粒の大きさと形は違い、密度も異なるので、1粒1粒の焙煎度合も微妙に違う。ということは味も違う。その異なるものの異なるレンジをいかに狭めていくかを日々追求しているし、1杯1杯異なるもの、という前提で、1杯1杯安定した美味しいコーヒーを再現していくことがプロの仕事。でも、あの1杯は本当に美味しかった。何気ない1杯。僕はいつものレシピでいつもの様に淹れていつもの様に飲んだコーヒーを最高に美味しいとお客様に感じてもらいたい。その為に日々、1g1℃1秒を正確に追求して、徹底した1杯を作り続けているし試し続けている。何気ない1杯。心頭滅却して淹れた1杯を心頭滅却するぐらい美味しくなる様に毎日トコトン煎って淹れてしていこう。※心頭滅却…心を無にすること。 Read More