2019,07,15
見映え。僕はコーヒーのことがトコトン好きだがコーヒー単体の見映えは決して良いとは思っていない。色は褐色もしくは黒に近い液体で、何とか頑張っても琥珀色で色味のレパートリーも少なく単調だ。コーヒーの味のことを事前にある程度知らなければこの黒っぽい液体を飲むことに抵抗がある人の方が多いのではないか。だから、僕はコーヒーをもっと好きになった。見映えが良くないものなら、良く見せる様に工夫をする。見映えで勝負するものではないから本質的な部分で勝負が出来る。見映えで好きになる人の方が少ないから1度好きになるとなかなか飽きがこない。僕が楽しいと思うものは、工夫する過程がたくさんあって、深掘りすればどこまでも行けて、息が長く続くもの。その全てをコーヒーは兼ね備えている。見映えが大事じゃないと言っているわけではない。見映えは大事だ。ただ、その見映えがどういうストーリーで作られたのか随所に工夫は見られるのか想いはそこにあるのか、それらの要素が感じられる見映えでないとあまり価値はなく、すぐに廃れてしまうんだと思う。コーヒーは見映えが悪い。だから大好きだ。 Read More