2019,01,07
僕がコーヒーってステキだなと思う所の1つに、【1杯のコーヒーまでの道のりが長い】という点がある。コーヒー生産国で作られたものが日本に入ってきて加工されて1杯のコーヒーになるわけだけれども、その過程で非常に多くの工程がありそれぞれの役割がありその役割をキチンと果たしているから目の前の1杯が美味しくなっている。コレって考えれば考えるほど凄まじいことで、1つの工程でもおろそかにしてしまうとコーヒーの味に直結してしまうので各セクションの役割は非常に重要だ。コーヒーはその工程が多いこととそれぞれがハッキリとした役割分担になっていることが素晴らしくて、それぞれの役割においてプロフェッショナルを発揮しているからこそ今のコーヒーが成り立っている。僕たちがオープン当初から一貫して大切にしている役割分担。これがコーヒーの性質とリンクしているから僕たちに合っているといつも言っている。役割分担は、ただ単に分業して分野ごとにマンパワーを集中するというわけではなくて、最も有効な効果というのは分業した上で自分の役割以外のセクションをチェックする(興味を持つ)という時に最大限に発揮される。すごくシンプルに言うと自分の担当ではないから自分の担当以外は客観的にチェック出来るのだ。この客観的にチェックするということが非常に大事で僕自身もよく集中し過ぎると主観的になり過ぎて、大事なことを見失ってしまうことがある。個人では決して出来ないことの1つがこの点でチームだからこそ、役割分担を明確にしているからこそ出来る点がこの相互チェック相互フォローだと僕は感じている。現場に立つ人という意味では1人から始まったLiLo Coffee Roasters 。オープン当初は1人で何でもやって社長に客観的にチェックしてもらうということを繰り返して作り上げていた。今、8人となって更に役割も細分化されてきて出来る事も4年前と比べると格段に増えている。全部自分でやってしまうことのリスクは計り知れなくて、その狭い世界で出来ることはたかが知れていると僕は思う。コーヒーは役割分担が非常に多く今日まで世界中で愛されるものになっている。2019年はチームだからこそ出来ることをもっともっと増やしていきたいと思っている。
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