この豆でお伝えしたいことは2つ。
まず1つ目はマラカトゥーラという品種。とにかく大きい。マラゴジッペ種とカトゥーラ種の交配種で、マラゴジッペの大きさを完全に引き継いでいるお豆だ。コーヒー豆においては、大きいというのはとっても良いことが多くて、まず味が良い可能性がグンと高くなる。シンプルに味わいを構成する成分が多く生み出されていれば、豆は大きくなる傾向にあるのだ。
そして、焙煎においても、大きい豆ほどキチンとディベロップメントさせることで甘さとフレーバーが際立つ。ジューシーさも出る。ローリングは、焙煎機の特性上、フレーバーを引き出すのに長けている一方ジューシーさやコクやボディは出しづらい所があるが、こういった大きな豆はディベロップに時間をかけられるので、表現の幅も大きく出来る。マラカトゥーラは、マラゴジッペ寄りの遺伝傾向が強いと思っているので、大きな豆が多く、好きな品種のひとつです。
そして2つ目が、テロワールの話。ニカラグアの豆は、テロワール由来の独特の味わいが分かりやすい国のひとつだ。どの豆にも共通してアフターテイストにほんのりウリっぽいニュアンスがある。ただこの豆にはそのウリっぽさがほとんど感じられず、優しい甘さとクリーンカップが長く続く。
ハニープロセスの具合とマラカトゥーラの品種由来の味わいが見事にうまくマッチして、絶妙に良い品質に仕上がっています。
素敵な豆です。ぜひお楽しみください。
【2026/08/10】COLOMBIA San Rafael Watermelon Risaralda Pereira Yeast Fermentation Washed
とくち飲んで、たぶん驚きます。
コロンビアのサン・ラファエル「ウォーターメロン」。
名前は大げさじゃなくて、本当にスイカを思わせるみずみずしい甘さが口いっぱいに広がる豆です。秘密は製法。専用の酵母と、なんと本物のスイカを一緒に100時間ほど発酵させています。スイカからメロンのような甘さへ、最後はマンゴーやバナナの余韻がふわり。
IN THE COFFEE KYOTO GEISHA Blend 2026
香りの流れを、丁寧に整えていく。洗練された、美しい味の通り道。
IN THE COFFEE KYOTO の周年ブレンドは、そんなイメージで仕上げました。
照りつける太陽に、薄手のレースのカーテンを一枚添えるイメージ。光を落ち着かせることで、酸の奥にあった甘さが輪郭を持って立ち上がってきます。そこへケニアを合わせて、全体を一枚のシルクのようになめらかに。
LiLo COFFEE KISSA GEISHA BLEND 2026
じんわり広がる、懐かしいけれど新しい。ゆっくりと向き合いたくなる。
喫茶の周年ブレンドは、そんな一杯をイメージしてつくりました。
ポイントは、甘さの”位置”。飲み終わりがいちばん心地いい、そんなブレンドです。
【2026/07/13】LiLo Coffee Roasters GEISHA BLEND 2026
何層にも味が重なって、これまでの歩みそのものを感じられる。今年の周年ブレンドは、そんな想いでつくりました。
【2026/06/29】COLOMBIA El Origen Pink Bourbon Thermal Shock Washed
デイビッドさんとは2022年のカッピングで初めて出会いました。それ以来、毎年彼のコーヒーを買い続けています。いつもユニークで、かつ品質が高く、これからも継続して買い続けたい生産者のひとりです。来日した際には必ずお店にも足を運んでくださる、とても律儀な方でもあります。
【2026/05/22】COSTA RICA Don Sabino Natural
元々ウォッシュトをメインとして作っていた農園ですが、次第にハニーをメインで作る様になり、現在はナチュラルが95%を占めているそうです。非常に繊細な生豆の管理や設備が必要なウォッシュトから精製のキャリアを積んでいることで、徹底した管理のもと綺麗さと甘さのバランスに優れたナチュラルが生まれています。