
この豆でお伝えしたいことは2つ。
まず1つ目はマラカトゥーラという品種。とにかく大きい。マラゴジッペ種とカトゥーラ種の交配種で、マラゴジッペの大きさを完全に引き継いでいるお豆だ。コーヒー豆においては、大きいというのはとっても良いことが多くて、まず味が良い可能性がグンと高くなる。シンプルに味わいを構成する成分が多く生み出されていれば、豆は大きくなる傾向にあるのだ。
そして、焙煎においても、大きい豆ほどキチンとディベロップメントさせることで甘さとフレーバーが際立つ。ジューシーさも出る。ローリングは、焙煎機の特性上、フレーバーを引き出すのに長けている一方ジューシーさやコクやボディは出しづらい所があるが、こういった大きな豆はディベロップに時間をかけられるので、表現の幅も大きく出来る。マラカトゥーラは、マラゴジッペ寄りの遺伝傾向が強いと思っているので、大きな豆が多く、好きな品種のひとつです。
そして2つ目が、テロワールの話。ニカラグアの豆は、テロワール由来の独特の味わいが分かりやすい国のひとつだ。どの豆にも共通してアフターテイストにほんのりウリっぽいニュアンスがある。ただこの豆にはそのウリっぽさがほとんど感じられず、優しい甘さとクリーンカップが長く続く。
ハニープロセスの具合とマラカトゥーラの品種由来の味わいが見事にうまくマッチして、絶妙に良い品質に仕上がっています。
素敵な豆です。ぜひお楽しみください。
【2025/09/22】COLOMBIA Risaralda Qima Coffee Experimental Natural
スーダンルメという品種は、見つけたら必ず購入候補にあがるほど好きな品種。
今までこの品種のコーヒーで、ハズレに当たったことがないです。
シルキーなマウスフィールとラクティックなアフターテイストは僕の好みにドンズバ。
この豆もまさにその余韻を味わえるコーヒーです。
【2025/09/11】【LiLo EXCLUSIVE Beans】PERU COE 2024 #15 La Lucuma Geisha Washed
このLa Lucuma Geisha は、
LiLo Coffee Roastersでしか出会えない特別な一杯。
華やかで洗練されたペルーゲイシャの魅力を存分にお楽しみください。
【2025/08/18】LiLo Coffee Roasters 11th Anniversary GEISHA Blend
テーマは「かがやく2050年の大阪」。
ネオンの光が時にやさしく時にギラギラと街を照らし、多様な文化がカラフルに交差する。
そのイメージを、華やかな果実味と透明感ある質感で表現しています。
【2025/08/04】COLOMBIA El Paraiso Yeast Fermentation Thermal Shock Anaerobic Natural
僕たちはエルパライソの豆を買い続けていますが、ただ「派手なコーヒー」だから選んでいるのではなく、
この農園の“挑戦そのもの”を応援したいと思っているので、彼らの豆を取り扱い続けています。
【2025/07/28】YEMEN Ghalib Anaerobic Natural
イエメンのコーヒーには味だけでは語りきれない「尊さ」のようなものを感じます。雰囲気というか何というか。
年々流通量も増加傾向にはあり、継続して買い続けることが最も大切なことなんだと気付かせてくれる豆でもあります。
コーヒーの起源を、コーヒーの未来につなげるために。
LiLoが選び続けるこの一杯。あなたにもぜひ知ってほしい一杯です。
【2025/07/21】RWANDA "Best of Rwanda" Tropic Coffee Honey
このロットには、ルワンダの今とこれからの可能性が詰まっていると感じています。焙煎ではそのポテンシャルを最大限に発揮するよう、果実感と質感を丁寧に引き出しました。飲んだ瞬間のインパクトと、飲み終えたあとの余韻、両方を楽しんでほしいです。