SEASONAL BLEND 2022 Archive ~Japanese Traditional Color~

日本の風土や風習、
季節の移り変わりをイメージしながら
毎月お届けしている
リロコーヒーのシーズナルブレンド

日本では昔から
暮らしの中に
多彩で繊細な“色“を取り入れ、

四季の移ろいの中に
美の心を生み出してきました。

山や川、平野や海辺
さまざまな地形が見られる日本という島国

そこには
さまざまな植物や動物が生息していて
ひとつのものでも
四季の移り変わりによって違った表情を見せてくれます。

その豊かな自然に囲まれて育った日本人は
花や草木の微妙な色のちがいを見つけ、
多くの色彩に名前をつけてきました。

 

2022年から始まるリロのシーズナルブレンドは
日本の伝統色を混ぜ込み

「いま」を愉しむ

月替わりの特別な“色“のあるコーヒーを
皆さまの元へお届けいたしました。

 

 

一月 

朱華… 黄色がかった、柔らかな赤色

オレンジやクランベリーのような果実感がありながら、

後にはフワッと優しく包み込む初日の出のように暖かな一杯です。

  

 

二月 

 紅樺 …樺桜の樹皮の色に由来する、落ち着いた赤橙

赤色の果実のようなジューシーさをベースに、ほんのり

スパイス感のある香りを添え、独特で複雑な甘さが広がる一杯です。 

 

 

三月

薄桜 …桜の花の色のような、ほんのりと淡く紅みを含んだ白

ふんわりと淡く優しい桜や白桃のような軽やかな香りと甘さ。

後半には落ち着きのある紅茶のようなコクが広がります。

 

 

四月

裏葉…木の葉や草の葉裏のように、ほんのりくすんだ薄緑色

フワッと爽やかに香る青りんごやマスカット。温度が落ち着くと、

黄桃やラフランスのトロリと質感のある甘さと酸味が広がります。

 

 

五月

山吹…山吹の花のように鮮やかな黄みの橙色

飲み始めた時のじゅわっと広がるマンゴーのようなジューシー感と

ミックスジュースのような甘さの余韻が楽しいブレンドです。

 

 

六月

杜若…美しい紫色の花を咲かせる杜若の花の色

夏の訪れを前に少し一息。青色果実のシックな甘さに、

中深煎りでしっとりと落ち着いた味わいです。

 

 

七月

砧青磁…青磁の肌の色のように浅く淡い青緑色

ラムネやココナッツのすっきり爽やかな香りと質感。

後半には上質なプーアル茶のようなコクがあと引く一杯です。

 

 

八月

撫子…撫子の花のような紫みのある桃色

ピーチやストロベリーの可憐でキュートな香りとジューシー感。

フローラルな余韻に夏の暑さも吹き飛びます。

 

 

九月

落栗…落ちたばかりの栗のような、若々しく赤みの強い茶色

モンブランやカステラのようなほっこりとした甘みが広がり

続けて、香ばしい香りがふんわりと鼻の奥へと抜けていきます。

 

 

十月

柿茶…柿の樹皮の色を連想させるやや濃い焦茶色

柿やカボチャのようなホッコリとした甘さから始まり、

焼きリンゴや蜂蜜といったコクのある甘さへと変化していきます。

 

 

十一月

紅葉…晩秋の赤く色づく楓のような あざやかな赤色

じゅわっと染み出すザクロジャムや蜂蜜の柔らかさ。

ピーチキャンディーをコロコロと転がすような余韻が広がります。

 

十二月

比金襖…青みのある、金糸や金箔で織りだした金襴の類の織物の色

雪の積もっていない冬の夜景をイメージした「比金襖 」。

シャンパンのような軽く華やかな香りがふわっと抜けていきます。 

 

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