【Location】 Benchi Maji
【Farm】 Gesha Village Shaya
【Elevation】1909-2069 m
【Varieties】 Gori Gesha
【Processing】Fully Washed
エチオピア・ゲシャヴィレッジ シャヤ
【 地域 】 ベンチ マジ
【農園】 ゲシャ ヴィレッジ シャヤ
【標高】1909-2069 m
【品種】 ゴリゲシャ
【生産処理】フリウォッシュト
○乾燥方法 :アフリカンベッド
○梱包 : バキュームパック
ゲイシャについて
ゲイシャとは、アラビカ種の品種の1つで、エチオピア原産の品種です。エチオピア南西部のゲシャという地名から、ゲイシャとよばれています。
フローラルな花のような香りを持ち、現在、世界で最も注目されているコーヒーの品種の1つです。
1931年にエチオピアのゲシャで発見され、ケニア・タンザニア・コスタリカの研究所をへて、1978年ごろにパナマに導入されたといわれてます。
パナマでは当初、ゲイシャの栽培は失敗に終わったらしく、その後、栽培品種として、パナマ国内に広がっていくことはありませんでした。
ゲイシャが世界に再登場したのは、2004年。
ベストオブパナマというパナマのコーヒーの審査会で、 世界的にも有名なエスメラルダ農園から、ゲイシャのコーヒーが出品され、その香りが高く評価され、当時のコーヒー取引価格のなんと、約30倍という、過去最高価格で落札されました。
現在では、パナマをはじめ、コスタリカ、グァテマラなど、世界中でゲイシャが栽培されるようになっている品種です。 また、ゲイシャと一口にいっても、ワインでいうテロワールと一緒で、土地、標高、栽培条件等によって、風味特性はゲイシャ種ですが、微妙に異なっています。
ゲシャビレッジについて
ゲシャ・ヴィレッジ(Gesha Village)は、Adam Overton氏が2011年にエチオピアのゲシャではじめた農園です。
お2人は、2007年にエチオピア政府からコーヒーのドキュメンタリー映画製作依頼をきっかけに、エチオピアの人々の生活、文化、風習に魅了され、コーヒーの栽培をすることを決意します。
当初は、首都であるアディスアベバ近郊で土地を探しますが、コーヒー栽培に適した環境など、自分たちの理想とする気候条件に合わず、 最終的に辿り着いた場所が、Gesha種の発祥の地であるGesha村だったのです。
そして、一目見た瞬間からこの地に魅入られた夫妻が最初に行った事、それは、現地のメアニット族の人々との話し合いでした。
メアニット族は何世紀もこの地の守護者として、この大切な大地を守り続けており、彼らの理解を得ること、そして彼らとともに協力していくことが必要不可欠でした。
夫妻は、 Shaya氏とOma氏の二人の族長に、環境に配慮した農園づくりをすることを時間をかけて説明し、メアニット族の人々の理解を得、協力して農園づくりをしていくこととなりました。
こうして、まったくのゼロからスタートしたゲシャビレッジ。
類まれな品質を誇る希少品種Geshaですが、持続的な生産を続ける農家は多くありません。その理由は、 ハイブリッド品種はおろか、伝統品種と比較しても著しく生産量が低いだけでなく、原生種である所以でもあるのですが、チェリーの色づきが様々で、収穫時のピッカーに高い精度が求められる為でもあります。また病害虫に対する耐性等も未知数な部分が大きく、リスクが非常に高い品種とも言えます。
それでもGesha種を作り続ける理由は、誇り高きメアニット族が何世紀にもわたり守り続けてきたGesha発祥の地で、彼らと連携、共生し、世界最高峰の品質を生産することで、エチオピアの素晴らしさを更に世界に広めたいからです。
そして、それは次の世代の礎となり、コーヒーを通じて私たちができる事と信じ続けているからです農園主は、現状に満足せず、これからも様々な試行錯誤を行い、更なる品質の向上と共に、地域住民の生活水準の向上を目標に日々細心の注意を払いながら、一つ一つの 工程を全力で取り組んでいます。
世界が驚嘆した花のようなコーヒーをぜひ一度手にしてみてください!
焙煎ポイント
豆サイズが小さめなので、高火力チャージは焦げやすくなり注意。