【Location】 India southwest Malabar
【Farm】Various
【Elevation】 1350m-1450m
【Varieties】 Typica,Kent(Peaberry)
【Processing】 Monsooned
インド・マラバール
【地域】 インド西南
【農園/農園主】 マラバール海岸付近
【 標高 】 1350 m- 1450 m
【品種】 ティピカ・ケント(ピーベリー)
【生産処理】 モンスーン
○梱包:麻袋
18~19世紀のインドで栽培されたコーヒーをヨーロッパに輸送する際に、アラビア半島沖、アフリカ喜望峰を周って大西洋を通り、赤道直下を2回経由して、半年かかっていました。
この長い航海中に船倉に保管されたコーヒー豆は湿気で緑色から黄金に変わり、独特の香味を持つようになりました。
はじめ黄色に変色した豆を見た時は、コーヒーが台無しになってしまった!と嘆いたそうなんですが、飲んでみると独特の香りと熟成されたまろやかなコク、酸味がおさえられた風味になっていて、個性的な香りが愛好家達の間で人気となりました。
現在では船で何ヶ月もかかって輸送するわけではないので、その時の風味を再現させるため、5~6月に吹く南西のモンスーン(貿易風)を利用して再び金色のコーヒー豆を作ることができるようになったそうです。
風通しの良い倉庫で4~6インチの厚みで広げ、4~5日乾燥させます。そして周囲の湿気にコーヒーが均等に晒されるよう時々かき混ぜます。その後、袋に詰めて、幾つもの列に並べます。列と列の間は十分に広げてモンスーンがコーヒーの列の間を絶え間なく、均一に吹き抜けるようにします。週に一度ぐらいの割で、コーヒーを袋から出して詰め替え、あるいは袋の列を並び替えます。こうして6~7週間経つとコーヒーは黄金色に変わり、独特の香味を持つ完全に「モンスーン化」したコーヒーになります。
インシークレットフレーバー
イタリア等ではエスプレッソの隠し味として使用されてることがあるほど、独特な香味と苦味を有するコーヒーです。インドのモンスーン気候によって生み出されたスモーキーで病みつきな「インドの隠し味」をご賞味ください。
焙煎ポイント
極力酸を消す様に、前半からゆっくりじっくり焙煎する